【MLB】2025年ドラフトの有望株1位はホリデイ弟 兄弟ともに全体1位指名なら初 アップトン兄弟を超えるか
日本時間12月6日、米公式サイト「MLB.com」では2025年ドラフトの有望株トップ100のリストを公開した。大学生が上位を占めていた今年とは異なり、トップ10には高校生と大学生が5人ずつランクイン。1位にはオクラホマ州のスティルウォーター高校でプレーするイーサン・ホリデイ内野手が選ばれた。強打の外野手として活躍したマット・ホリデイの息子であり、ジャクソン・ホリデイ(オリオールズ)の弟。もし兄弟揃って全体1位指名となれば、史上初の快挙である。 2024年シーズンの主要アワード受賞者まとめ 2022年のドラフトでオリオールズから全体1位指名を受け、球界有数のプロスペクトとして期待されているジャクソン・ホリデイだが、周囲には「同じ年齢のときを比較すると、弟のほうがいい選手だ」と話しているという。兄弟を比較すると、弟のほうが身体がしっかりしており、よりパワフルであるとの評価。米公式サイト「MLB.com」でも「将来的にはシーズン35本塁打以上を放ち、多くの四球を選ぶ打者になるだろう」との評価を受けている。ただし、長期的に遊撃手としてプレーするのは難しいとみられており、将来像は「強打の三塁手」ということになりそうだ。 2025年のドラフトで注目されるのは、史上初となる「全体1位指名の兄弟コンビ」が誕生するかどうかだ。兄ジャクソンは2022年のドラフトでオリオールズから全体1位指名を受けてプロ入り。もし弟イーサンがこのまま「ドラフトナンバーワン有望株」の地位をキープし、全体1位指名を受けた場合、史上初の全体1位指名兄弟コンビが誕生することになる。 ちなみに、過去のドラフトで最も高い評価を受けた兄弟コンビは、メルビンとジャスティンのアップトン兄弟だ。兄メルビン(当初はB・J・アップトンとしてプレー)は2002年のドラフトでデビルレイズ(現レイズ)から全体2位指名を受けてプロ入り。メジャー12年間で通算1469試合に出場し、1260安打、164本塁打、300盗塁をマークした。一方、弟ジャスティンは2005年のドラフトでダイヤモンドバックスから全体1位指名を受けてプロ入り。メジャー16年間で通算1845試合に出場し、1754安打、325本塁打、151盗塁を記録した。ホリデイ兄弟は「アップトン兄弟超え」を実現することができるだろうか。