【70歳代】二人以上世帯の平均貯蓄額・中央値はいくら?現代シニア「厚生年金・国民年金」の平均月額もチェック
老後に向けたアドバイス
今回は、シニア世帯の「貯蓄額・年金額・生活費」を確認しました。 物価の高騰は、年金世帯や低所得世帯だけに影響を与えるわけではありません。物価上昇率が給与や年金の増額に追いつかず、多くの人が物価高に不安を感じています。 現在の低金利時代では、銀行に預金していてもお金は増えず、むしろ物価上昇によってお金の価値が目減りしてしまうリスクがあります。では、老後の資金対策はどうすればよいのでしょうか。 まずは、将来必要なお金のシミュレーションをしてみましょう。ねんきん定期便やねんきんネットで、自分の年金支給額を確認することができます。 少子高齢化が進む中、十分な年金がもらえるかどうかは不透明です。したがって、老後資金は自分で準備することが重要です。資産運用を通じてお金に働いてもらうことも、大切な準備の一環です。 新NISAやiDeCoなどの税制優遇制度も整っているので、投資を始めるには良い環境が整っています。ただし、投資にはリスクが伴うため、自分に合った手段を選ぶことが重要です。 この機会に、老後に向けた対策について考えてみてはいかがでしょうか。
参考資料
・金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和5年)」 ・厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」 ・総務省「家計調査報告 家計収支編 2023年(令和5年)平均結果の概要」
菅原 美優