撮影時間は最大で9秒。SNSにとらわれない動画を「kyu camera」で
日本発のイメージングブランド「kyu(キュウ)」。カメラバッグをはじめとするアクセサリーの販売や、アプリケーションの配信を行なっています。 【全画像をみる】撮影時間は最大で9秒。SNSにとらわれない動画を「kyu camera」で 今回はそんなkyuで予約がはじまった「kyu camera」のプロトタイプを体験することができました。このkyu cameraは一言でいうと「最小限の手順で、最大限の思い出を作れる」ビデオカメラです。 日々の思い出づくりのために撮影した動画も、本当は編集して振り返りやすくしておきたい。 でも動画を編集するのは時間もかかるしハードルめちゃくちゃ高い…。 そこでkyu cameraは、振り返りやすい編集された動画(≒思い出)を最短距離で残すこと、に特化しています。まずは仕様を見てみましょう。
令和版「写ルンです」?
まず、このカメラは以下の特徴があります。 撮影できるのは動画のみ 最大の動画撮影時間は9秒 1日の最大撮影回数は27本 プレビューはkyuのアプリ(kyu app)を使用する このように1日に撮影できる動画の数が決まっているところから、動画版フィルムカメラのような印象を受けます。 なぜこのような仕様になっているのか、kyuの担当者に話を伺いました。 まずは最大撮影時間9秒というところですが、メーカーの動画制作を行なってきた身からすると、これまで手掛けてきた動画の一つ一つのクリップ素材は、ほとんどが10秒以内。思い出をちょうどよく残すなら9秒で十分なんです。 回数制限に関しては、1日27回と制限することで一つ一つのクリップの価値を高めることができますし、回数を余らせないようにしよう、という力学が生まれる良さもあるんです。あと、まとめたときに27本の素材があれば濃密な動画を作りやすいというのもあります。
さっそくデザインを見ていく
"まるいカメラ"って、見たことありますか? 僕はカメラって角ばっているイメージだったので、かなり新鮮でした。持ってみるとアルミのボディのためかしっかり重厚感があります(今回触ることができたのはプロトタイプ。これから変更の可能性があります)。