ホンダ「フィットSUV」存在!? 唯一の“ワイドボディ”×車高アップがカッコイイ! シリーズ異端の「クロスター」 どんなモデル?
「フィット クロスター」オフロードもイケる?
ホンダのコンパクトカーの代表モデルといえば「フィット」です。 初代モデルは2001年に登場。ホンダ独自の「センタータンクレイアウト」を採用したことにより、広々とした室内空間を実現しつつ、スタイリッシュなデザインなどが好評となりました。 【画像】めちゃカッコいい! これが「フィットSUV」です! 画像を見る(30枚以上)
現行モデルは4代目で2020年に発売。視界や乗り心地・座り心地、使い心地など、4つの「心地よさ」を高め、内外装を一新しました。 2022年10月のマイナーチェンジではスポーティな「RS」が追加され、バリエーション豊かなモデルとなっています。 そんなフィットにSUVテイストを加えたモデルが「クロスター」です。フィットのラインナップの中で最も“キャラが立っている”と言えるクロスターですが、一体どのような特徴があるのでしょうか。 2019年の東京モーターショーでお披露目となった現行モデルのフィットは、実際の販売は翌年2020年2月にスタートしました。 そのとき登場したフィットは5つ。基本となる「ベーシック」、質感の高さとリラックスできる空間を目指した「ホーム」、フィットネススポーツを思わせるファッショナブルな「ネス」、高級感にこだわった「リュクス」、そしてSUVテイストのクロスターです。 SUVテイストのクロスターは他のフィットに比べて大きくエクステリアデザインが異なっています。 専用のガーニッシュ類が装備され、ボディ下部がブラックアウト化されたことでタフな印象になっているほか、ルーフレールなどアウトドアシーンでも映えそうな装備が備わっており、見た目からして普通のフィットとは異なる雰囲気です。 また、グリルレスデザインが基本のフィットでありながら、このクロスターにはグリルがデザインされているのも他とは大きく異なる点でしょう。 そんな独自のエクステリアデザインもあってか、他のフィットが全幅1695mmであるのに対してクロスターの全幅は1725mmと、フィットファミリーの中でも唯一の3ナンバー車両となっています。 一方で、SUVテイストと謳うクロスターですが、特別オフロードに強い装備が備わっている訳ではありません。 ただし、最低地上高はFF車の場合、他のフィットが135mmなのに対してクロスターは160mmと高められていて、悪路走破性は若干上がっていると言えるでしょう。 なお4WDの場合、他のフィットは150mmなのに対しクロスターは155mmと僅か5mmですが高い仕様となっています。 また、タイヤは扁平率の高いものが専用装着されたことでタイヤの厚みが増し、乗り味はよりマイルドなものになっていると言えるでしょう。 インテリアに目を向けると、専用装備として撥水仕様のファブリックが使用されたプライムスムースとのコンビシートが採用されており、これはアウトドアシーンなどで役立つ装備だといえます。 ※ ※ ※ 本格的なSUVには敵わないものの、アウトドアへ出かけることが多い人にとって「あるとうれしい」という装備がフィット クロスターには施されています。 独自の装備に魅力を感じたならばアリな選択肢と言えるでしょう。
西川昇吾