試合後、報道陣の取材に応じる大谷（撮影・小林信行）

　「エンゼルス２－６ドジャース」（３日、アナハイム） 　ドジャースの大谷翔平選手は三回に同点の適時三塁打を放つなど４打数１安打１打点。チームは延長十回に一挙４点を奪って連勝を飾った。 【動画】エンゼルスタジアムのファンも思わず涙　やまぬ歓声　大谷翔平“感動”の凱旋シーン 　大谷は試合後、「レギュラーシーズン初めてだったので楽しみにしていた。勝ちたいなと思っていたので勝ててよかった」と語った。第１打席では大きな拍手が降り注ぎ、スタンドからＭＶＰコールもわき起こった。三回の第２打席で同点の適時三塁打。「ありがたいなと思いました。流れとしても大きな声援があると違うんじゃないかなと思います」と振り返った。 　「アナハイムのファンには本当に感謝しかないですし。きょうここでプレーできたことが自分にとって大きかったことかなと思います」と力を込めた。延長十回の第５打席では敬遠で歩かされる形となったが、続くベッツがダメ押しの３ラン。「本当にさすがの一言ですし。ウチとしては一番、良い形で勝てた。明日に向けて自分たちがいい形で入っていけると思う」と語った。 　チームはこれで今季最多の貯金２９となり、ＭＬＢ３０球団で唯一の勝率６割超えをキープ。「今日もなかなかヒットが出なかったというのはあるんですけど、ワンチャンスをものにしていますし。最後の月ですし、みんなで頑張りたいと思います」と大谷悲願の地区優勝、プレーオフ進出へ前を向いた。