【ウエストランド河本太の『人生相談する側チャンピオン』】第6回 東野幸治さん! 「テレビ番組の収録が怖いです!」
M-1チャンピオンでありながら、これまで数々のやらかしをしてきた迷える40歳、ウエストランドの河本太が、さまざまな先輩・仲間に人生相談を受けに行く不定期連載「人生相談する側チャンピオン」! 第2弾は公私ともにお世話になっている東野幸治さんのもとを訪ねています。(第2弾の2回目、4日連続更新) 【写真】東野幸治 *** ――次のお悩みにいきましょう。 人生相談②「先日、テレビ番組の収録で大失敗しました。どうすればうまくいきますか?」(東京都・河本太・40歳) 河本 東野さんはずっとテレビに出ているからそういう経験はないと思うんですけど、テレビって久しぶりに出ると気負っちゃって、それまでのコツとか慣れとかが分からなくなるんですよ。昨日も『アメトーーク!』の収録だったんですけど、めちゃくちゃ空回りするし、声のボリュームがバグって分からなくなるし。 東野 (笑)。かかってもうた? ええんちゃうん、それも誰かが拾ってくれんのちゃう。 河本 加地さん(エグゼクティブプロデューサー)が一回も目合わせてくれなかったです。 東野 あんだけ小さな可動式の椅子に座って、あれでオリンピックやったらなんかのメダル取れるぐらいのあの加地さんが?(笑) 河本 (笑)。だからテレビは日常的に出てないと難しいと思いました。先ほど「いつ呼ばれてもいいように準備をしておけ」って言われましたけど、いつも出てるわけじゃないからなかなか難しくて。 東野 おぎやはぎパターンはどう? おぎやはぎが最初『さんま御殿』に出た時に「我々なんて本当何にも面白いことも言えなくて」とか、「吉本さんみたいな野心は何もなくて」みたいにすごいへりくだって下から下からいってたの。「何も特徴ないから、ふたりでメガネかけてるんです」って。でもさ、それで逆にみんなが気になって注目を浴びるみたいな作戦でさ。あいつらは賢いよね。 それか、ひな壇でずっと足組んで偉そうにしてて、「なんでお前がずっと偉そうなんだ」って思わせて注目を集めるとか。足組んでるやつは前のめりにならないから、かかることもないでしょ。 河本 それは怖すぎますよ。そんな度胸もないし。 東野 でもかかっちゃうとダメになるんでしょ。だから足でも組んで、普段に近い感じにしといたらええんちゃう。 河本 普段に近かったらもう何にも喋らないヤツですよ。それもさんざんやってきたんですけど、ダメでした。 東野 まあ喋る喋らないも相方とのコントラストやしな。井口も河本も喋る人だったら、もうややこしなるやん。だから今くらいの感じでええんちゃう。他の現場でも、井口っぽい人を見付けて、喋るバランスを同じようにしたらええんちゃうか。あとはまっすぐ笑ってたら? 足組んでまっすぐ笑ってたら「なんかアイツすげえやつだな」みたいに思われるよ(笑)。 河本 分かりました。東野さんを信じてやりますよ(笑)。 東野 というかさ、M-1チャンピオンになって2年やんな。2年でこの悩みはもう手遅れやから。M-1獲ってふた月めだったら分かるけど、2年経ってこの悩みってことは、もうその悩み自体持たんでええと思う。そもそもそういう前に出るタイプと違うから(笑)。