大谷翔平が生み出した“無形の価値” OBの称賛止まず…世界一をもたらした献身性
大谷がパレードで発した言葉にガルシアパーラ氏も
ドジャースは1日(日本時間2日)、ロサンゼルスのダウンタウンでワールドシリーズ制覇を記念したパレードを行った。大谷翔平投手は愛犬デコピンを抱えながら、真美子夫人とバスに乗って登場。地元放送局の取材で発した言葉に球団OBも感銘を受けたようで、「人柄が表れていますね」などと絶賛した。 【映像】パレード中に大谷翔平がデコピンを“ゆらゆら” 真美子夫人は笑顔で見つめる 地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」でアナリストを務めるノマー・ガルシアパーラ氏は「50-50を達成した唯一の選手です。アンビリバブルなシーズンでした」と今季の大谷を称賛し、パレードでの発言に注目した。大谷は「1年目から応援してもらって、受け入れてもらってすごく感謝していますし、最高の結果を出すことができてチームとして素晴らしい1年だったと思います」などと語っていた。 レッドソックス、ドジャースなどで通算1747安打、229本塁打を放ったガルシアパーラ氏は「彼はチームに貢献することだけを考えたと言及していました。人柄が表れていますね。謙虚で練習熱心です」と賛辞を贈った。 さらに「活躍できたのは偶然ではありません。彼がとてつもない才能を持っていることを、私たちは知っています。毎日練習(熱心)です。投げられないのであれば、走塁や盗塁をどうすれば成長できるのか。(その精神を)体現しました。本塁打だけなく打率を残し、重要な局面で打ちました。攻撃面では全て(の期待に)応えました」とも述べた。 オリオールズやドジャースなどで通算1126安打を記録したジェリー・ヘアストンJr.氏も同調。「彼は史上最高のアスリートなので、どんな契約でも結べたはずです。でも、契約の多くを後払いにしたので、今年だけでなく、今後何年もチームはこの立ち位置にいることができます。全ては勝つことだけなのです。(金銭面では)無欲な男です。勝ちたいのです。そして、いいチームメートになりたいのです」と語った。10年総額7億ドル(約1071億円)の巨額契約をドジャースと結ぶも、そのうち97%を後払いにして、球団のさらなる選手補強を生み出した大谷を称賛していた。
Full-Count編集部