年収600万円ですが、毎月私の貯金から2~3万円補てんしないと生活費が足りません。妻は育児が忙しくて働けないというので副業を始めるべきでしょうか?
支出の見直し箇所を検討
支出の合計額は、41万円です。もし41万円を大幅に下回るようなら、使途不明金が多いということです。使途不明金が何の支出なのかを確認しましょう。支出の見直しは、固定費から行います。特に、通信費やサブスク費です。 通信費は、スマホが大手キャリアで契約しているのなら格安SIMに変更する、契約プランを見直すことで支出を抑えることができます。固定電話はほぼ使わないのであれば解約する、インターネットはスマホのテザリング機能で使うこともできます。 サブスク費は、夫婦で同じサブスクに課金しているなら1つにまとめられないか、使用頻度を考慮して退会できないかを検討してみましょう。退会しても、利用したくなったときに再び加入できます。 一つひとつのサブスクは毎月数百円と安くても、複数加入して退会するまで延々と毎月課金され続けると大きな金額になります。 見直しのポイントは、便利だからということだけを優先させず、少し手間をかけても支出を下げられないかを考えることです。また一般的にはムダと思われる支出でも、家族にとっては大切な支出もあるはずです。夫婦で話し合って見直していきましょう。
支出の見直しは、すぐに実行
夫婦でざっくり収支の確認をして、支出を下げられるところが見つかったら、早速実行です。契約変更や退会など、そのうちやろうと思っていると日にちがたってしまってやるのを忘れてしまった、やれなかったということになります。 すぐにできないものは、期限を決めて夫婦で確認しあい確実に行いましょう。収支の確認は今回ざっくり行いましたが、家計簿アプリを使って管理していくことも検討していきましょう。より細かな確認が、タイムリーにできるようになります。 今後も定期的に夫婦で収支を確認して、問題があったら対処することを繰り返しましょう。夫婦が家族の共同経営者であることを実感し、同じ目線で家族の将来が思い描ければ、自然と家計も健全になっていくはずです。 出典 国税庁 令和4年分 民間給与実態統計調査 執筆者:正田きよ子 1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP(R)認定者
ファイナンシャルフィールド編集部