EVになった新型ポルシェ マカン登場。ハイパフォーマンス版の最大トルクは脅威の1130Nm【詳報】
新たに採用されたサッシュレスドアで実にスタイリッシュ
ボディサイズは全長4784×全幅1938×全高1622mmとアナウンスされ、従来モデル(同4726×1927×1621mm/マカンS)と大きく変わらないが、ホイールベースは2893mmに拡大(従来は2807mm)。この86mmの差のほとんどは前後オーバーハングによって吸収されている。 従来モデルから変化したところといえば、サイドウインドーに窓枠がないサッシュレスドアを採用していることだ。これもタイカンとの共通点と言える部分で、ドアを開けているときでも閉めているときでもスタイリッシュなデザインとしている。 今回発表されたグレードは「マカン 4」と「マカン ターボ」(※)のふたつで、搭載されるバッテリーは大容量の100kWhで共通し、800Vアーキテクチャーを備えた新開発のプラットフォーム「PPE」により最大270kWの急速充電に対応する。この急速充電に接続できれば、約21分以内に10%→80%にすることができるという。※:ポルシェはEVでも高性能バージョンのことを“ターボ”と称する。 マカン4とマカンターボはともに、ふたつのモーターを搭載した4WDで、電子制御ポルシェトラクションマネージメント(ePTM)によってトラクションや走行安定性、横方向のダイナミクスなどの姿勢制御が行われる。 詳細なスペックは公開されていないが、マカン 4の最高出力/最大トルクはローンチコントロールを作動した状態で300kW(408ps)/650Nmを発生し、0→100km/h加速は5.2秒、最高速は220km/h、航続可能距離(WLTP)は516~613kmとしている。マカン ターボは同じく470kW(639ps)/1130Nm、0→100km/h加速3.3秒、最高速260km/h、航続可能距離(WLTP)518~591kmだ。 また、日本国内における新型マカンの予約開始日や発売日、車両価格、詳細な仕様などはまだ公開されていない。