“補償なし”はお買い得?「Cランク」で移籍したFA戦士(2)伝説残した左キラーだが
オフシーズンに突入したプロ野球。ストーブリーグの最注目は、FA戦線だろう。今オフは西川龍馬(広島)がオリックス、山﨑福也(オリックス)が日本ハム入りを決断。特に山﨑福はCランクと見られており、大争奪戦となっていた。ここでは、CランクでFA移籍した選手を紹介したい。
森福充彦
森福充彦はCランクでFA移籍を果たしたが、移籍先では結果を残すことができなかった。 シダックスから2006年大学・社会人ドラフト4巡目で福岡ソフトバンクホークスへ入団した森福。プロ2年目のオフにサイドスロー転向を決断すると、同5年目の2011年は勝ちパターンを担い、60試合登板で38ホールドポイント(4勝34ホールド)、防御率1.13をマークした。さらに、日本シリーズでは「森福の11球」と呼ばれる印象的な火消しを見せ、リーグ2連覇と8年ぶり日本一に貢献。その後も左キラーとして登板を重ねた。 しかし、2015年以降は左打者へのワンポイントリリーフが増加。環境の変化を求めて2016年オフにFA権を行使し、読売ジャイアンツへの移籍を決断した。 移籍1年目の2017年は開幕からセットアッパーとして起用されたが、期待に応えることはできず。同年は30試合登板で7ホールドポイント(1勝6ホールド)、防御率3.05の成績となった。その後は2年連続で登板数が1桁にとどまり、2019年オフに戦力外通告を受け、現役を引退した。
ベースボールチャンネル編集部