<はばたけ!兵庫の翼>’21センバツ選手紹介/12 東播磨 笹田康太選手/神戸国際大付 加藤彰真選手 /兵庫
◆東播磨 ◇力強いスイング、初球から 笹田康太選手(1年) 捕手に加え、外野の守備練習にも励む。秋の大会は主に右翼で6試合に出場した。初球から振っていく積極性を買われている。「投手のプレッシャーになるようなスイング」を意識し、注意深く投手を観察している。 目標は田中慎二捕手(2年)。「練習にストイックで、グラウンド整備などもきちんとする姿勢を見習いたい」と言う。 体幹の強化が課題。秋の大会後は、腕立て伏せの姿勢を保つトレーニングや腹筋、バーベルを担いでのスクワットなどで、体幹と腕周りの筋肉を鍛えた。バーベルは100キロまで担げるようになり、体重は約5カ月で5キロ増えた。 捕手や打撃も徐々にレベルアップしている。最近、二盗を刺すことができるようになり、スイングの力強さに手応えを感じている。 甲子園では「鍛えた打撃で勝利に貢献したい」。 ……………………………………………………………………………………………………… (1)176センチ・69キロ(2)右投げ、左打ち(3)加古川・神吉中(4)音楽を聴く(5)肉類/キノコ類 ……………………………………………………………………………………………………… ◆神戸国際大付 ◇楽しむ姿を元球児の父に 加藤彰真選手(1年) 中学ではクラブチームで投手や捕手、一塁手と幅広く経験した。東海大菅生(東京)の小山凌暉選手とバッテリーを組んでいたことから「センバツ決勝で小山と戦いたい」と話す。 秋の地区大会から投手としてベンチ入り。公式戦の出場は1試合だけだが、練習試合ではホームランを打つなど長打力を発揮した。 股関節の硬さが課題で、この冬は、風呂上がりのストレッチを欠かさず行った。打撃フォームを右の股関節に体重を乗せるように修正し、選手寮での自由時間を素振りや打撃練習に充てた。 高校球児だった父を尊敬している。ベンチメンバーに入れるか気をもんでいた2月上旬、「初心に戻って野球を楽しめば、おのずと結果も出る」と励まされた。プレーが不調の時は夜遅くまで話を聞いてくれる父に、「全力で泥臭く野球を楽しむ姿を見せたい」と意気込んでいる。 ……………………………………………………………………………………………………… (1)186センチ・88キロ(2)右投げ、右打ち(3)愛知県愛西市・立田中(4)音楽鑑賞(5)肉/酸っぱいもの ……………………………………………………………………………………………………… <メモの見方>(1)身長・体重(2)投・打(3)出身中学(4)趣味(5)食べ物の好き/嫌い 〔神戸版〕