オヤジの青春のアイコン!? ロックバンド「オアシス」とともに30年をプレイバック!
また、地元であるマンチェスターの音楽を通じて進化していったアートシーンを体感できたり、デビュー盤のアートワークやミュージックビデオの印象的なシーンなどを再現したフォトスペース、さらにこの展覧会のために制作されたグッズの数々なども展開。瞳を輝かせて、彼らの音楽に耳を傾けていたあの頃にタイムトリップできたような、30年前の出来事が昨日のことのようにフラッシュバックする内容になっています。
マンチェスターの労働者階級の家庭に生まれ、「誰だってなりたい者になることができる」ことを歌い、それを実現させてきたオアシス。彼らの音楽を通じて、同じ思いや夢をもって、若き時ならではの大胆な物事にチャレンジした人も多いのではないでしょうか。でも、それはけっして人生においてムダなことではなく、今の自分にたどりつくための大切なプロセスだった。そんなことを思わせてくれる展覧会です。
名曲「ドント・ルック・バック・イン・アンガー」のように、過去の出来事を怒りやネガティブな感情で“悪い思い出”として封印するのでなく、それらを糧に毎日を大股で歩けるような豪胆さ(ロックンロールスター感)を再び身にまとうことができる。また、残念ながら会場にはバースペースの設置はないものの、帰り際どこかのバーで1杯ひっかけて、軽やかな足どりで家路につきたい気分にもなるでしょう。 2025年からスタートするツアー。ノエルは最近のライブについて「以前には約束を果たせないことがあったけれど、今は会場に駆けつけてくれたオーディエンスに楽しんでもらうため、最高の演奏をすることを大切にしている。また、その空間を自分たちも楽しんでいるんだ」と語るように、多くの人を満足させるステージを披露してくれるはず。彼らと過ごした時間はけっして過去ではない。これからも我々にロックンロールスターとまでは言えないかもしれないが、多くの夢や希望を与えてくれる存在であり続ける。さぁ、オアシスはこれからも未来を描く音楽であることを確認しに出かけてみませんか?