DeNA三浦監督は涙で「最高にうれしい」 1998年日本一戦士の一人「そのあと、なかなか…勝てず」
◇SMBC日本シリーズ2024第6戦 DeNA11―2ソフトバンク(2024年11月3日 横浜) 【写真】<D・ソ>日本一を決め、オースティン(左)と抱き合う三浦監督 DeNA・三浦大輔監督(50)の目には光るものがあった。セ・リーグ初となる3位からの日本一。チームにとっては38年ぶりのリーグ優勝&日本一に輝いた1998年以来、実に26年ぶりとなる日本一。三浦監督が現役時代に切望し、でもかなわなかった自身2度目の日本一。指揮官として、ついにつかんだ大きな勝利に万感の思いがその胸を突き上げた。 選手たちの手で5度宙に舞ったあと、いつも通り礼儀正しく一礼してからお立ち台に上がり、勝利監督インタビューに臨んだ。 インタビュアーから祝福され、まずは「ありがとうございます!」と一言。そして、「いやもう、最高にうれしいです!ありがとうございます」と続けると、この日を待ち続けたスタンドのベイ党からは大歓声が降り注いだ。 涙について聞かれると「いろんな思いが…ね。98年優勝してから、そのあと、なかなか…勝てずに。自分ももう一度っていう気持ちで、現役の時は優勝できずに、監督として…もう本当に優勝できて…うれしいです…はい」。日本一の感動と興奮と、過去に何度も経験してきた無念と。ようやくたどりついた胴上げ。 「毎日、毎日、選手たちに伝えていたことは、きょうの試合、全員で、全力で、持っているものを出し切ろうと。それを続けてきて今日まで来ました。今日も同じ気持ちで全員が戦ってくれた結果だと思います」と胸を張った。