上天草市の温泉施設「スパ・タラソ天草」でレジオネラ菌検出 基準値の4~22倍 23日から営業停止
上天草市は23日、市温泉交流施設「スパ・タラソ天草」(同市大矢野町)の浴槽から、基準値を超えるレジオネラ属菌が検出されたと発表した。同日から営業を停止した。 市健康づくり推進課によると、菌は男女それぞれの温泉浴場にある屋内と露天の浴槽計4カ所から検出された。13日に実施した定期水質検査の結果が、基準値の4~22倍だったことが22日分かり、天草保健所に報告した。 施設運営は、指定管理者に委託。湯は毎日抜いて清掃し、5月の検査では異常はなかった。今のところ、利用者から体調不良の連絡はない。市は原因を調べるとともに、消毒を実施する。 市は「体調に異常がある方は、市に連絡して医療機関を受診してほしい」としている。市健康づくり推進課☎0969(28)3375。(丸山宗一郎)