フィリーズ、ナ・リーグ最高勝率に再浮上 デビュー24戦目ウィルソンが本拠地20年ぶりのサイクル安打
○ フィリーズ 13-3 ナショナルズ ● <現地時間8月15日 シチズンズ・バンク・パーク> フィラデルフィア・フィリーズが同地区4位ナショナルズとの4連戦初戦に大勝。ウェストン・ウィルソン外野手(29)が球団史上10人目、今季MLB4人目のサイクル安打を達成した。 ウィルソンは「8番・左翼手」で先発出場。第1打席で空振り三振を喫すも、3回裏の第2打席でキャリア初の三塁打を記録。打者一巡の猛攻の口火を切り、同イニング2度目の打席では二塁への内野安打。7回裏の第4打席で3号ソロを放ち、サイクル安打に王手をかけた。 そして8回裏の第5打席、4番手右腕リバルタに対してカウント2-2から外角のフォーシームを逆方向へ好打。ライナー性の打球に右翼手がダイビングキャッチを試みるも及ばず、右中間への二塁打を記録。本拠地フィラデルフィアでは2004年のデービッド・ベル以来、20年ぶりのサイクル安打となった。 フィリーズは初回、アレク・ボームの13号3ラン、ニック・カステラノスの16号ソロで4点を先制。3回裏には先頭打者ウィルソンの三塁打から5連打が飛び出すなど5点を追加。最終的に17安打、13得点の大勝を収め、2連敗のドジャースを上回ってナショナル・リーグ最高勝率に再浮上した。 ウィルソンは2016年のドラフトでブリュワーズに入団し、7年間メジャー昇格のないまま2023年にフィリーズへ加入。昨季8月にMLBデビューを果たし、8試合に出場。今季はシーズン途中から16試合で38打数13安打、打率.342、OPS1.034をマークしている。
BASEBALL KING