死闘制したディミトロフ 全米オープン5年ぶり8強、ルブレフをフルセットで撃破<男子テニス>
全米オープン
テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は日本時間2日(現地1日)、男子シングルス4回戦が行われ、第9シードのG・ディミトロフ(ブルガリア)が第6シードのA・ルブレフを6-3, 7-6 (7-3), 1-6, 3-6, 6-3のフルセットで破り、2019年以来5年ぶり2度目のベスト8進出を果たした。 【ディミトロフら 全米OP組合せ】 世界ランク9位のディミトロフは2019年に記録したベスト4が全米オープンで残した最高成績。今大会は3試合で1セットも失うことなく4回戦まで駒を進めた。 4回戦、ディミトロフは第1・第2セットを先取し勝利に王手をかけるが、第3・第4セットはあっさりブレークを許しセットカウント2-2に追いつかれてしまう。それでもファイナルセットでは4本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに86パーセントの高宇確率でポイントを獲得。唯一のブレークチャンスを決め切りリードを奪うと、これを守り切り3時間39分の死闘を制した。 試合後のオンコートインタビューでディミトロフは「最初の2セットはかなりいいプレーができていたと思う。どういうわけか僕の体は少しリズムを失い始めていたけど、今日は自分の持っている経験と観客に助けられたことが1番大きかったと思う。これからも一瞬一瞬を楽しもうと思っているし、ここに出られることを毎日祝っているんだ。自分のことだけに集中している。この数週間は、体のことも含めてとてもタフだった。だから、リハビリと今日の良かったこと、改善できることに集中したいし、できる限り基本的なことを続けていきたい」と話した。 準々決勝では第20シードのF・ティアフォー(アメリカ)と第28シードのA・ポピリン(オーストラリア)のどちらかと対戦する。