給食をのどに詰まらせ支援学校の生徒死亡事故 遺族が控訴しない方針 判決確定へ
大分放送
特別支援学校での給食死亡事故をめぐる裁判で、大分地裁が遺族への損害賠償を認めた判決について遺族は控訴しない方針を固め、一審判決が確定することになります。 【写真を見る】給食をのどに詰まらせ支援学校の生徒死亡事故 遺族が控訴しない方針 判決確定へ この裁判は2016年、別府市の県立南石垣支援学校で高等部3年の林郁香さん(当時17)が給食をのどに詰まらせて死亡した事故をめぐるものです。 大分地裁は3月1日、遺族が主張した食事中の郁香さんに対する見守り義務違反を認め、県に660万円の支払いを命じる一方で、郁香さんの障害基礎年金に相当する「逸失利益」の請求は退けました。 これを受け遺族は控訴を含めた対応を検討していましたが、判決を受け入れる方針を固めたことが分かりました。 OBSの取材に対し遺族は「今後は見守り義務違反が認められたこの判決をもとに事故の再発防止に向けて県と協議する場を求めていきたい」とコメントしています。 この裁判をめぐっては県はすでに控訴しない方針を示していて、大分地裁の判決が確定することになります。
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