【センバツ高校野球】『21世紀枠』各地区の候補校9校の推薦理由は?「文武両道」「困難克服」「地域貢献」「甲子園での活躍が期待できるか」などが選考の要素に
<四国>県立高松東(香川)
県大会ベスト4の高松東と、ベスト8の3校の中で1校を選出。比較の中で、1908年創立の県内有数の歴史と伝統を誇る公立高校で、選手たちが主体となる工夫を凝らした練習で、この夏の全国高校野球選手権香川大会で45年ぶりに準決勝に進出。続く秋季大会でも勢いそのままにベスト4に進んだ実績や、近隣の小学生との野球交流や川の清掃ボランティアにも積極的に参加するなど、地域とのかかわりを大切にしている点が評価されて高松東高校が選ばれました。
<九州>県立壱岐(長崎)
「壱岐から甲子園」を合言葉に、部員全員が壱岐出身の選手たちが、4つの部活でグラウンドを共有する限られた練習環境の中、工夫を凝らした練習で見事に九州大会初出場を果たした長崎県の壱岐高校。1回の遠征で30万円以上かかるという経済的負担、離島のハンデを乗り越えて、九州大会では熊本県の1位校に勝利。その実績や、野球部の活躍が島民に「100年に1度の奇跡」といわれる感動を生んでいる点、さらには部員全員が地元愛にあふれ、2022年に行われた高校野球200年構想イベント「キッズベースボールフェスタin壱岐」やボランティア活動を通して地域に良い影響を与えている点が評価されて選出されました。 21世紀枠は、来年の1月24日、21世紀枠特別選考委員会で各地区から推薦された9つの候補校を対象に選考が行われて、出場する2校が決定します。