プロは1~2カ月で新調するウェッジ。アマチュアはいつが理想?
新品で買ったウェッジが購入当初に比べスピンの効きが悪くなったような……。ほぼ毎日クラブを握るツアープロ、そして1カ月に1~2回のラウンドになる我々アマチュアでは、ウェッジの買い替え時に違いが出るのは明らか。そこで「週刊ゴルフダイジェスト」11月19日号では、アマチュアはいつウェッジを替えるのがいいかを調査し、同型の使い古したウェッジと新品ウェッジの打ち比べ実験をしている。そのなかから「みんゴル」では、ブリヂストンツアーレップに聞いたウェッジを替えるタイミングを紹介していく。
ツアープロのウェッジを替える事情
真新しいウェッジを購入し、初めてラウンドで使ってみたら、切れ味の鋭いスピンが入り、カップに寄り、購入したウェッジに愛着が湧く。しかし購入後1年経った頃には、スピンのかかり具合に違和感を覚えたことがある方も多いのではないだろうか。 実際にほぼ毎日クラブを握るツアープロのウェッジの交換事情はどうだろうか。日頃男子ツアーに帯同するブリヂストンスポーツ株式会社のツアーレップ、梶井聖弥さんに詳しく話を聞いてみた。 「まず、ツアープロがウェッジを替えるタイミングについてですが、一つ目は、溝が摩耗してスピンに影響が出るとき。これは皆さんの想像通りだと思いますが、スピンに違和感を覚えた場合に実際の試合で“不具合”が生じてしまう前にウェッジを交換します。二つ目は、アプローチの打ち方を変えた タイミング。溝のすり減り具合は問わず、アプローチの打ち方を変えることによって、バウンスの削り方を見直すことも多く、その場合は新品のウェッジに交換し、新しい打ち方に沿ったバウンスのウ ェッジに変更します」
プロがウェッジを替えるタイミング
①溝が摩耗したとき プロはほぼ毎日クラブを握り、アマチュアに比べて使用頻度が高いため、溝の摩耗も早く、交換時期も早い。 ②打ち方を変えたとき アプローチの打ち方を変える際に、ソール幅やバウンスの調整を必要とするケースもあるのだ。 続いて、具体的なウェッジの交換時期を聞いてみた。