ソフトバンク小久保監督「自分の課題ははっきりしている」 悩めるリチャードに愛のある助言 5年連続ウエスタン本塁打王も1軍定着できない大砲候補は契約更改で保留も
ソフトバンクの小久保裕紀監督(53)が1日、悩めるリチャードに親心を交えての助言を送った。 ■元タレント夫人と腕組みハニカミ2ショット【和田毅秘蔵写真】 大砲候補として2軍監督時代にも期待を込めたリチャードは、今季ウエスタン・リーグで5年連続の本塁打王に輝いたが、1軍には定着できず。15試合の出場に終わり、11月22日の契約更改交渉ではサインを保留し、「誰かのけが待ちというのは嫌だし、もちろんホークスで頑張るのが一番なんですけど、いろんな思いがあって。(思いは)伝えて、向こうもその気持ちを分かってくれてました」などと話していた。 小久保監督は「ウエスタンでは打っているけど、1軍に来てのウィークポイントは真っすぐを打てないことなので。その真っすぐを打つためにどうしたらいいかとなった時に(最新鋭のピッチングマシン)アイピッチを使った練習に取り組んでいるかといえば、やっていない。なかなか(1軍で)チャンスがないのは事実だけど、やることをまずやってから」と諭した。 そのうえで指揮官は「春先は(三塁を争う)栗原の状態があまり良くなかったので(出番もあったけど)後半はあれだけ(栗原が)成長したらなかなかね。そこに代えて頭(スタメン)から使おうかという考えにはならなかったし、コーチからの提案もなかった。頭からのチャンスがなければ代打になるけど、交流戦(あたりの時期に)代打で使ったけど、ほぼほぼ三振で代打向きではないという評価もしたのでね。自分の課題ははっきりしているからまずそこに取り組んだらいい。守備は安心できるので、真っすぐがさばけるようになったらいい」と評価を交えながら課題を明確にした。(小畑大悟) 【#OTTOホークス情報】
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