オウンゴール誘発した神戸DF広瀬陸斗「事故を起こすというか…狙い通り」
◇ACLE 1次リーグ 神戸3―2セントラルコースト(2024年11月26日 ノエスタ) 神戸DF広瀬陸斗が本職の右サイドバック(SB)で、さすがのサッカーセンスを発揮した。開始から主導権を握る展開となり、相手DFラインの背後を取る動きや自陣からのドリブルで剥がして速攻に転じるシーンを多く演出。「いつもやっている攻撃パターンが上手くハマりやすい試合だった」と事もなげに振り返ったが、右SBながらゲームの流れをコントロールした。 そして1点リードの前半アディショナルタイムには右からのクロスでオウンゴールを誘発。「押し込んだ時に崩そうとして自分たちのミスでボールを失っていた。だから放り込んで“事故を起こす”というか、クロスのチャンスがあるならば上げていこうと思っていた。狙い通りだった」。カウンターのリスク管理も考慮し、シンプルな狙いを持っていたことを明かした。 天皇杯決勝G大阪戦ではベンチ入りしたが出場機会なし。「悔しい思いの方が強い選手が多かった。きょうの試合に掛ける気持ちは強かったし、勝てたことは大きい」。2点リードを追いつかれたことには反省しつつも、この日出場機会を得た選手たちの反骨精神に胸を張った。