大阪府・吉村知事が定例会見5月20日(全文2)休業要請解除なら23日午前0時から
医療体制について関西で連携する考えは?
共同通信:ありがとうございます。あと最後にもう1点。感染拡大の際に医療体制、例えば医療物資ですとか、医療従事者ですとか、病床ですとか、そういったものを近隣、例えば関西で何かしら連携されるようなことは何かお考えでしょうか。 吉村:ええ。これは広域連合でも意思統一はしてますが、もしどこか広域連合の中で1つの府県に感染者が偏った場合は、それぞれが応援しようという協定というか、申し合わせもできてます。ですので、今後もし第2・第3波が来て、大阪以外のところで非常に多くの陽性者が発生して困った状態になったということであれば、大阪は支援、応援に向かいます。逆の場合は逆でお願いするとは思いますが。ただ、このコロナの特性を考えると、おそらくは大阪が一番、大都市部で、中心部で、みんなが集まってきて、人もやっぱり密接になりますから、普通に考えれば広がっていくときは大阪だろうなというふうには思ってます。 ただ、どっかでぽんとクラスターが発生して、クラスター連鎖が起きて、市中で広がってるわけじゃないけど、それでどこか都道府県1つが、例えば重症のベッドとかそういったところも、大阪はかなりの数を確保してますけども、それがなかなか少ないという関西の府県が、大きく感染が広がったときは、これはもう当然助け合いですし、応援、支援を大阪府として積極的にやっていきたいと思ってます。 共同通信:ありがとうございます。
医療物資はかなり確保
吉村:ちなみに医療物資については、いや、これは不足してるんじゃないかといわれてますが、かなり、これ確保してます。医療現場に行くと、確かに1人1人のお医者さんから見ると、これは十分じゃないと、完全に十分な状態じゃないかもしれませんが、6月分までは少なくともこちらもかなりの枚数を確保してますので、この情報を公開していこうと思ってます。それぞれどの病院にどのぐらいの医療資源を、ちゃんとお渡しはしてるんですけど、してるということをきちんと公表していこうと思います。 一部報道で、まったくないんじゃないかとか、そういうふうに誤解を招かれてるようなところもあると思うので、実はそうじゃないよということをお伝えするために、きちんと情報公開しようと。これは大阪府全体の枚数も確保できて、公表してるわけですけど、それぞれの病院単位で、コロナの治療をやってる病院単位で、どのぐらい供給が必要で、送ってますっていうのを公開しようというふうに思ってます。