「一人にしないで」「死にたくない」朝日新聞記者と泥沼不倫の果てに…日経エリート女性記者が「ストーカー容疑」で逮捕された「本当の理由」
同棲からまもなく暴力が始まった
二人は頻繁に会うようになり、やがてBはA子の部屋に入り浸るようになった。2021年9月頃から二人は交際をスタートさせる。「妻とは離婚する」というBの言葉がきっかけだった。Bの求めに応じ、部屋の合鍵も渡していたという。週末は自宅に帰ることの多かったBだが、次第に週末も年末年始もA子の部屋に入り浸るようになり、ほぼ同棲状態となった。それからまもなくBからの暴力が始まった。 「もともとキレやすい性格で、些細なことでも怒鳴り散らし、A子も何度も被害を受けていました。天下の朝日新聞社のエリート記者ですから相当なストレスもあったと思います。ですが、女性に対して暴力を、それも救急車を呼ぶような怪我をさせることはあってはならないことだと思います。それも1回や2回ではないのです。 玄関の壁には男性の蹴った大きな穴が開いていましたし、激しく押し倒されて扉の角に額を打ちつけ出血が止まらず、救急車で運ばれて、10針も縫う怪我をしたこともありました。胸や腕、足などには蹴られたり引っ掻かれたり強く掴まれてついた痣がいくつも残っていました。 馬乗りになって何度も平手打ちをされたこともあったそうです。今でもいくつかの傷跡が残っています。救急車で運ばれる際には男性からは『自分から壁にぶつかったと言え』と、口止めもされていたようです」 同棲をしていた頃は、激しい口論も絶えなかったという。罵声や暴力行為による物音から近所の住民に警察に通報されたことも何度かあった。
どこで誰と何をしているのか
Bは暴力を振るう一方で、A子への執着も激しかったようで、A子の動向を常に気にし、どこにいるのか、何をしているのか、誰といるのかなどしつこく聞いていたという。 「ある時には別の男性と食事をしているところへ乗り込んできて、A子を連れ帰ったこともありました。スマートフォンを奪い、A子に成りすまして『もう会いません』と男性に連絡し、LINEをブロックしてしまったこともあります。A子がBと距離を取り始めると、号泣したりもしたそうです。 さらにBはA子の部屋に向かう際には、日常的にタクシーを利用していました。深夜にA子の世田谷区のマンションから、墨田区にある自宅に帰る際にもタクシーを利用することが多かったようです。永田町近辺でタクシー乗り捨てて、そこから別のタクシーに乗り換えて自宅に戻るということを繰り返していたそうです。 大きな新聞社のエリート記者ですから経費申請も青天井だったのかもしれませんが、もし嘘の申告をしていたら問題に問われるのではないかと考えています」 妻子ある身とは到底思えない朝日新聞B記者の言動の数々。しかし、この後、A子の妊娠が発覚すると、Bの行動はさらにエスカレートしていく――。 後編記事『「産んだら一生恨んでやる」…朝日新聞男性記者が不倫相手を自殺未遂に追い込んだ「衝撃の言葉」の数々』へ続く。
週刊現代、野田 洋人