「GIGANT」のパピコのコスプレを披露した九条ねぎさん

　コスプレは自宅で気軽に楽しめる趣味であり、アニメやゲーム、マンガなどの人気のバロメーターとしても注目を集めている。コスプレ文化の研究家でライター兼カメラマンのソムタム田井が、イベントに取材、参加して見つけたハイレベルなコスプレーヤーをピックアップ。衣装、ウイッグ、メーク、体づくりなど、キャラクターになりきる上でのこだわりについて聞く。 【写真特集】人気レイヤー・九条ねぎ　スタイルすごすぎ！　バニーも　写真を一挙に

　8月に名古屋で開催された「世界コスプレサミット2024（WCS、コスサミ）」と、東京ビッグサイト（東京都江東区）で開催された「コミックマーケット104（コミケ104）」。これらの2大イベントで撮影、インタビューした、グラビアアイドルとしても活動するコスプレーヤー、九条ねぎさんを紹介する。

　世界最大規模のコスプレの祭典である「WCS」。こちらのイベントにねぎさんは「GIGANT」のヒロインであるパピコのコスプレで参加。ウイッグの造形やメークに加え、“高身長に見せること”にもこだわったという。

　「『コスサミ』に参加するのは6年ぶりになりますが、とっても楽しかったです。開催時期にXで“デカ女”というワードが流行っていて、私のなかでデカ女といえばパピコちゃんしかいない……となり、ひさしぶりにコスプレをしました。私は身長170センチなんですけど、せっかくやるからには、より“デカ女”感を出したくて。13センチのヒールにインソール3センチも入れて、186センチの高身長になってみました」

　「WCS」の翌週に開催された、世界最大規模の同人誌即売会である「コミケ104」には、「SPY×FAMILY」に登場するヨル・フォージャーの創作コスプレで参加。こちらの衣装では“生地の質感”にこだわったと話す。

　「大好きなヨルさんにエナメルのバニースーツを着てほしくて。自分でその姿を再現したらどうなるだろう……と思い、オリジナルコスプレに挑戦してみました。エナメル衣装にエナメルブーツは『夏コミ』ではめちゃくちゃ暑かったのですが、かっこいいヨルさんのバニーコスプレができて大満足です！」