35歳年収700万円の女性です。結婚は最低でも「同じ年収」の男性としたいと思うのは厳しいですか? 夫婦で余裕をもって暮らしていきたいです
結婚相手を探す際に、経済力は重要なポイントの一つです。昨今は共働き世帯が増える中で「自分と同じ程度の年収を稼いでほしい」と考えている方もいるのではないでしょうか。 もし自分が平均以上の年収を得ている場合、自分と同じ年収レベルを要求すると候補者が減ってしまいます。結婚相手を探す際には、経済力だけでなく価値観や居心地のよさなどを鑑みることが大切です。本記事で解説します。 ▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
年収700万円は平均以上の金額
「結婚願望を持っていますが、最低でも私と同じ程度の年収がある男性と結婚したいと考えています。」と話すAさん(35歳女性)。Aさんは大手企業に勤務しており、年収は700万円とのことです。 国税庁の調査によると、令和4年度における日本人の平均年収は458万円でした。統計上、Aさんの年収は高い水準にあり、700万円の年収を稼いでいる結婚相手を探すのは難易度が高いといえるでしょう。 しかし、同じ職場内の人であれば同じような金額を得ている可能性が高いため、職場内で相手を探すという方法があります。また、結婚相談所や婚活サービスを利用し、年収で候補者を絞り込んでもらう方法も考えられるでしょう。 年収を含む詳細なプロフィールをもとにマッチングが行われるサービスを利用すれば、Aさんの希望に近い異性と出会える可能性があります。 ただし、結婚相手を探す際には年収だけを見るのではなく、相手の価値観やライフスタイルなどを含めて総合的に判断する必要があります。価値観が合っていない人と結婚してもストレスが溜まる一方で、結婚生活を楽しめないリスクがあるためです。
結婚相手を探す際に年収以外に確認すべきポイント
結婚相手を探す際に、年収以外にも価値観やライフスタイル、居心地のよさなどを含めて総合的に考える必要があります。Aさんは年収を最優先で考えていますが、年収が同程度の相手が見つかったとしても、他の面で相性が合わなければ良好な関係は維持できないでしょう。 中でも、お金の価値観は良好な関係を維持するうえで特に重要です。「年収1000万円だけど自分と価値観が合わない人」よりも、「年収400万円だけど自分と価値観が合う人」のほうが、ストレスなく生活を送れます。 例えば、Aさんがミニマリストで余計なモノは持たない主義の場合、物欲が旺盛な結婚相手を持つとストレスを感じるでしょう。 ほかにも、「公立か私立か」をめぐる子育ての方針や「マイホームを購入するか賃貸で暮らすか」という住居の方針など、お金が絡む重要な決定は多く出てきます。検討する際に意見の衝突が起こると、最終的には価値観の相違という形で離婚につながりかねません。 年収の多寡は結婚後の生活を快適に送れるかどうかを左右する重要なポイントですが、価値観はできるだけ共有すべきでしょう。 趣味や嗜好などが似ており「自分が価値を感じられる支出はケチらない」という共通認識ができていれば、一緒に楽しい時間を過ごせます。教育や住居など将来のビジョンを共有する際にも、金銭感覚やお金の価値観の摩擦は少ないに越したことはありません。 人間関係が壊れてしまうきっかけは、お金が絡むケースが多いものです。結婚後の生活を充実させるためにも、年収の多寡だけでなく、自分の金銭感覚や価値観と合っているかを確認することも意識すべきでしょう。
まとめ
結婚相手を探すにあたって、年収は気になるポイントです。しかし、結婚後の生活を踏まえて長期的に考えると、金額よりも金銭感覚や価値観が一致しているほうが大切です。 結婚相手となる候補者を見つけた際には、相手の価値観やお金に対する考え方などを確認してみてください。 出典 国税庁 令和4年分民間給与実態統計調査 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部