お笑い界の戸田恵梨香「かわいい&オモロイを追求したい」ピン芸人・くわがた心、グラビアはNG
ピン芸人・くわがた心がこのほど、大阪市内でよろず~ニュースの取材に応じた。かわいいすぎる!?と評判のルックスだけではなく、今年はR―1グランプリ準々決勝、NHK上方漫才コンテスト決勝進出を果たし、9月8日には大阪・心斎橋角座で初の単独ライブ「タンドクワガタ~心のそこから~」を行うなど〝本業〟でも注目を集めている。これからの活躍が期待されるデビュー4年目の23歳が、所属する松竹芸能への愛、ピン芸人としての思いを語った。 【写真】何となく似ているような… もともとはBIGBANGに衝撃を受け、K-POPアイドルを目指していた。中学生の頃から韓国、日本のアイドルオーディションを100回以上挑戦したが、合格通知は届かず。BIGBANGが所属するYGエンターテインメントも5回受けた。 「オーディションを受けるのは高校まで」と決めていたなか、高校3年の時に受けた「松竹ジャパングランプリ2019」で決勝進出。優勝こそ逃したものの、松竹芸能から声がかかった。「アニメの曲を流してロボットダンスを踊って…。笑わせるつもりはなかったんですけど、審査員の方が笑ってくださって」と振り返る。「100回以上も落ちて、拾ってもらっているので、恩がすごくでかいので。〝愛竹(松竹愛)〟はあります」。事務所には感謝している。 松竹芸能養成所では「お笑いコース」と「女性タレントコース」の両方を受講。ピン芸人としてお笑いの道を選択した。「コンビを組む発想がなかったです。もともとお笑いはめっちゃ好きだったんですけど、友近さんにめちゃくちゃ憧れがあって」。自分も友近のようになりたい強い気持ちがある。「バラエティーで地位を築きながらも、ネタをずっと磨いていらっしゃるし、ライブを打ったりとか、水谷千重子というキャラもあったりして。面白いですし、もうマジで憧れますね」。芸人として大きな目標となっている。 コンビをうらやましいと思った時期もあったが、ピン芸人ならではの良さ、楽しさを感じている。「自分が好きなタイミングでネタを書いて、好きなネタをやって、ウケようがスベろうが、もう自分の責任なので」。先輩や後輩芸人にアドバイスを求めることも。「ピン芸人の脳は1個ですけど、いっぱい聞けばアドバイスをもらえるので」。ありがたく受け取っている。 事務所がつけたキャッチフレーズが「松竹芸能シン・かわいい女性ピン芸人」だ。「すごい、よく言語化してくれたなって感じですね」。芸人になりたての頃は「芸人たるもの、かわいく思われたら負け」と考えていた。「言われたことがあったんです。『かわいくて話が入ってこうへん、笑いが入ってこうへん』とか。ただ、単に自分のネタが弱かっただけだと思うんですけど」。かわいいと言われるよりも笑いがほしかった。 そのうち気持ちを切り替えることにした。「だんだん、かわいいも個性、武器なんだと。それをいかに生かしたネタにするかを思い始めて」。お笑いライブのアンケートで「かわいい」と「面白い」では「かわいい」が上回っているという。「ちょっと悔しいですね。オモロイって思ってもらいたいですし、かわいい&オモロイを追求していきたいです」。自分の芸人としてのイメージを描いている。 アンケートでは「戸田恵梨香にとても似ている」と書かれ、素直に喜んだこともあった。「すごい大好きな女優さんなので。2年前ぐらいですけど、(ラジオ番組で共演中だった)ガクテンソクさんに伝えたら、『ええやん、目指せよ』と言ってくださって」。お笑い界の〝戸田恵梨香〟を狙っている。 にゃんこスター・アンゴラ村長の写真集が話題になるなど、グラビアに挑戦する女性芸人はいるが、きっぱりと否定する。「しないですね。水着NGと言っています。恥ずかしいのもありますし、芸人としてブレてしまうので。先輩のアルミカン高橋(沙織)さんとかグラビアをやられたりするんですけど、色気があって、グラビアをオモロイに変えられるからいいですけど。私にはその技量もないので」。グラビアを通じて面白さを伝える自信がないようだ。「もし、グラビアをやったら、しばいてください!」と豪快に笑った。 ◆くわがた心 2001年5月22日生まれ、大阪府出身。2021年4月デビューのピン芸人。モノマネ、漫談、音楽やダンスを取り入れたコントが持ち味。情報番組のリポーターや釣り番組などでも活躍。 (よろず~ニュース・中江 寿)
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