強さ見せた大阪B、西田が両チーム最多の21得点でサントリー圧倒 SVリーグ開幕
大阪B3－0サントリー（11日） 満員の観衆が詰めかけた新リーグの開幕戦で、パナソニック・パンサーズからチーム名を変更した大阪Bが強さを発揮した。昨季Vリーグ決勝で屈したサントリーに3－0で雪辱し、白星発進。ティリ監督は「いいスタートが切れた。お互いに長いラリーもあり、見ていて楽しい試合だった」と満足げに振り返った。 【写真】サントリーVS大阪Bの会場は満員札止め 新リーグ開幕戦で人気チームが激突 躍動したのは強力な攻撃陣。特に加入2季目を迎えた西田の活躍が光った。日本代表でも点取り屋のセッター対角（オポジット）に入るサウスポーは両チーム最多の21得点をマーク。今季加入したセッター永露とのコンビネーションは「まだ30％くらいの完成度でしかない」というが、巧みな技術でブロックアウトを狙うなど得点を重ねた。 第1セット序盤にはサービスエースを決め、第3セット序盤には日本代表で同僚の相手アタッカー高橋藍をブロックで止めるなど、ここぞの場面での集中力も光った。 米国代表ジェスキーは16得点、新戦力のキューバ代表ロペスも14得点と存在感を示し、総合力の高さを印象付けた。もっとも西田は「長いリーグの1勝でしかない。月曜の一戦へ準備しないと」。早くも14日の2戦目へ視線を向けた。（奥村信哉）
