加藤衆院議員が政倫審で弁明 政治資金パーティでの10万円分の不記載問題【長崎】
自民党派閥の政治資金パーティーをめぐる問題で、衆議院の政治倫理審査会が開かれ、長崎2区選出の加藤竜祥議員が出席しました。 衆議院の政倫審は17日から3日間開かれ、政治資金収支報告書に不記載のあった旧安倍派と二階派の議員あわせて15人が出席する予定です。 審査は公開で行われ、初日は加藤竜祥議員を含む4人が弁明しました。 加藤議員は初当選から約半年後の2022年の政治資金パーティーで、ノルマを超えた10万円分の不記載について経緯などを説明しました。 加藤竜祥 議員 「清和研から『収支報告書に記載する必要がない』との説明を受けたうえで10万円を受け取った(と聞いた)」 10万円は派閥から会計責任者も務める秘書が現金で受け取ったあと、一時、議員会館の机の引き出しに保管し、使っていなかったと説明しました。 加藤竜祥議員 「会計責任者に会計処理を一任していたとはいえ」「清和研の指示に従い(ノルマ超過分を)適正に処理できず政治不信を招いてしまった」「政治団体の会計処理のチェック体制を強化し、再発防止に努めております」 質疑の中で加藤議員はキックバックの仕組みなどについて「新人議員で知らなかった」と説明を繰り返しました。 しかし、父・加藤寛治元衆院議員の秘書を10年ほど務めていたことから、「本当に認識していなかったのか」など指摘する声も上がりました。
テレビ長崎