【プレビュー】長崎は無敵のピースタで勝って、サッカーの神様の答えを待つ| Jリーグ
【国内サッカー プレビュー】明治安田J2リーグは11月10日に最終節となる第38節を開催。ピーススタジアムでは、V・ファーレン長崎と愛媛FCの試合が行われる。
自動昇格の可能性を残したまま、V・ファーレン長崎はリーグ最終戦となるホームゲームを戦うこととなる。一時は7試合勝ちなしと自動昇格圏から大きく離されたが、その後の7試合で6勝1敗と立て直しに成功。現在は4連勝中と終盤に来て再び上り調子の状態となり、最終節まで望みをつないだ。 10月に開業を迎えたピーススタジアムの存在は大きいようでこけら落としとなった大分トリニータ戦と続く鹿児島ユナイテッド戦はともに4-1で勝利。ファン・サポーターの声援を間近で感じられる環境が追い風になっているのは間違いない。そして、前節・ジェフユナイテッド千葉戦は完全アウェイの難しい雰囲気の中で接戦を勝ち切り連勝を『4』に伸ばした。 すでに3位以上は確定しており、仮にJ1昇格プレーオフに回ったとしてもホームで開催できる権利をもっている。自動昇格に向けては自分たちが勝った上で2位の横浜FCが敗れなければならないという条件付きであるため、心理的には難しい側面もあるが、プレーオフに進んだことを想定すれば、5連勝で締めくくりはずみを付けておきたいところである。 無敵のピースタでの3試合目もしっかりと勝利を収め、あとはサッカーの神様が下す、結果を待ちたい。 対する愛媛にとっては、J2復帰1年目となった今季の最後のゲームとなる。何とか1年でのJ3降格は免れ、来季もJ2で戦う権利は得たが、一つでも順位を上げられる可能性がある限りは勝利を求めたい一戦である。 昨季のJ3を制覇したメンバーを中心にスタートした今季は、前半戦はしぶとく勝点を積み上げていったが、後半戦に突入してからは徐々に厳しい試合が増えていき、第28節以降は勝利がなく、その間には屈辱の5連敗も経験。直近10試合は3分け7敗と大きく負け越してしまっている。 J2の厳しさを味わった今季の経験を来季以降につなげていくためにも、この最終戦の結果は重要になる。昇格の可能性を残す長崎が相手となれば、そこに不足はない。超J2級の外国籍選手を多く有し、チームとしても高い完成度を誇る相手に対して真っ向勝負を挑み、ぶつかりたい。