ゴールデンウィークに絶対行きたい!安藤忠雄など有名建築家が手掛けた全国のかっこいい美術館をチェック!
美術館に訪れると、建築が気になる方も多いのでは? 全国には有名建築家が手掛ける美しい美術館がたくさんあります。訪れる際は、展示だけでなく 建築にも注目してみればアート鑑賞もより楽しめるはず。 【写真集】建築も作品として観賞したい!有名建築家が手掛けた美術館 日本の有名建築家やモダニズムを代表する世界的な建築家まで、建築家たちが手掛けた美術館をピックアップしました。
国立西洋美術館(東京都)/ル・コルビュジエ
戦後、日仏間の国交回復・関係改善の象徴として、20世紀を代表する建築家の1人であるフランスの建築家ル・コルビュジエの設計により、1959年に竣工しました。 出入り口付近の壁がない柱だけで建物を支えている構造は、ル・コルビュジエによる「近代建築の5原則」にも登場するピロティ構造を採用。2階の螺旋状の回廊は、作品が増えた時に建物自体の拡張を可能にしています。これは「無限成長美術館」という、ル・コルビュジエの発想に則ったものです。 日本で唯一のル・コルビュジエ建築を見ることができます。 東京都台東区上野公園7-7
十和田市現代美術館(青森県)/西沢立衛
Arts Towada計画の中核として2008年に建てられた十和田市現代美術館。設計は、建築家ユニットSANAAを主宰する西沢立衛が手掛けました。 個々の展示室を「アートのための家」として独立させおり、大小さまざまなサイズの白い箱(展示室)が集まって、1つの建物を構成しています。展示室には大きなガラス窓があり、外からも中の展示を見ることができます。アート作品がまちのなかに点在している十和田市。美術館とまちとの境界線をなくした「開かれた」美術館として存在しています。境界線をなくすという美術館のコンセプトが、この建築にも反映されています。 青森県十和田市西二番町10-9
豊田市美術館(愛知県)/谷口吉生
1995年に愛知県・豊田市に開館した豊田市美術館。設計を行ったのは、「法隆寺宝物館」や「ニューヨーク近代美術館」など美術館や博物館を多く手掛ける谷口吉生です。水面とストイックなラインの美しい外観が印象的。建物のなかには光を感じられる開放的な空間が広がります。美術館の敷地には、谷口が手掛けた茶室「童子苑」も。 庭園はアメリカのランドスケープ・アーキテクト、ピーター・ウォーカーによるもの。立地を活かし、光と自然を見事に取り込んだ美しい建築は必見です。 愛知県豊田市小坂本町8-5-1