アミアンで今季の開幕を迎えていたキャロル [写真]=Getty Images

　ナショナル2・グループB（フランス4部）のボルドーは18日、リーグ・ドゥ（フランス2部）のアミアンから元イングランド代表FWアンディ・キャロルを獲得したことを発表した。 　現在35歳のキャロルはニューカッスルの下部組織出身で、2006年にトップチームデビュー。在籍した4シーズンで33ゴール22アシストを記録し、2010年11月にはイングランド代表デビューを飾った。以降はリヴァプールやウェストハムで活躍。プレミアリーグでは通算248試合出場54ゴールの成績を残している。2023年にはイングランドを離れ、リーグ・ドゥのアミアンに加入。昨シーズンは公式戦31試合に出場しながら4ゴール1アシストをマークした。 　アミアン在籍2年目となる今シーズンもここまで4試合に出場していたキャロルだったが、今回ボルドーへの加入が正式発表。なお、契約期間は明かされていない。1881年に創設され、6度のトップリーグ優勝を誇る名門ボルドーは、昨シーズンのリーグ・ドゥを12位でフィニッシュ。しかし、近年は財政的な問題に悩まされており、7月上旬に3部への降格処分が通達された。その後、クラブは破産申請を実施し、フランスサッカー連盟（FFF）の決定によって最終的には4部に降格していた。 　今シーズンのナショナル2・グループBで2分1敗と未勝利が続いているボルドー。クラブは公式サイトを通じて、「彼の体格、得点能力、そしてファイティングスピリットは、今シーズンのマリーヌ・エ・ブランを助けてくれるに違いない。彼がピッチに立つのが待ち遠しい」とキャロルの加入についてコメントしている。