「みんなにウソを…」大谷翔平が水原一平容疑者の“口裏合わせ”を会見で明かさなかった「神対応ぶり」
ドジャース大谷翔平と元専属通訳・水原一平容疑者との“最後の会話”の様子が明らかになり、大谷の“神対応”が判明し、話題になっている――。 【すごい…写真あり】スポーツウェアブランドで紹介されていた真美子夫人の「美脚ぶり」 米「ニューヨーク・タイムズ」によると、先月20日に韓国・ソウルで行われたMLB開幕戦サンディエゴ・パドレス戦の試合後、クラブハウスで同容疑者は、監督や選手に 「ギャンブル依存症で巨額の借金を抱えている」 と告白。大谷に約450万ドル(約6億8000万円)を肩代わりしてもらっていると説明した。 ここで違和感を持った大谷はその後、ホテルの地下にある会議室で水原容疑者と面会。水原容疑者はチームメイトやメディアに話したのと同じストーリーに乗ってもらえないかと大谷に懇願したという。 この要望を大谷はキッパリと拒否。同紙によると、 「オオタニは申し出を拒絶し、ネズ・バレロ代理人をすぐに呼び出した。そして弁護士、危機管理担当者らもすぐに駆けつけ、信頼できる新しい通訳とともに、ミズハラの妻もそこにいた」 と報じている。 大谷は’18年に日本球界からメジャーに挑戦した。言語も文化も全く違う世界。そこで周囲が口を酸っぱくして忠告していたのが 「何かあったらすぐに代理人を呼べ」 ということだった。 「どうしても言語が堪能な水原容疑者を頼ってしまいそうだが、米国は日本以上の代理人文化。したがって、今回の大谷の対応は100点満点。水原容疑者は最後に大谷にすがりたかったはずだが、その計画はもろくも崩れ去った」 とは現地関係者。 当初、この問題が発覚した際、水原容疑者は米放送局ESPNの取材に応じ、チームメイトに説明したのと同様、大谷の“肩代わり”を主張した。すぐに取り消すことになったが、しばらくそれが既成事実かのように扱われたのは、私生活の大谷を“勘違い”していた部分があったからだ。 「カネに頓着なさそう」 「いい人だから肩代わりしそう」 「法律のことはわかってなさそう」 など、報道当初のネット上の声は、世間のイメージと大きく乖離していないはずだ。しかし、大谷は同容疑者の口裏合わせに乗ることなく、すぐに代理人を呼び、毅然と対応した。 さらに大谷がすごいのは、先月26日、一連の騒動に初言及した際に、こうした舞台裏を詳細に語らなかったことだ。 大谷は水原容疑者について 「送金を依頼したことはないし許可したこともない」 「彼が僕の口座からお金を盗んで、僕の周り、みんなにウソをついていた」 などと、はっきりとした口調で語った。 「あの時の声明で、水原容疑者からの“口裏合わせ”については話しませんでした。潔白をアピールしたいのであれば、そうしたやりとりを表に出してもいいように感じますが、大谷選手は論点のみを明確に否定しただけ。自分の言葉で水原容疑者を追い込みたくないという配慮があったのかもしれません」(スポーツ紙記者) 水原容疑者は13日に米ロサンゼルスの連邦検察から銀行詐欺罪で訴追され、裁判所に出廷。その後、ほどなくして保釈金2万5000ドル(約383万円)とパスポート返納やギャンブル依存症の更生プログラムへの参加義務などの条件付きで保釈が認められた。 5月9日の次回法廷で、罪状認否が行われるという。また、新たな真実が明らかになるのだろうか――。
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