他球団も垂涎!? セ・リーグの現役ドラフト注目投手(5)ヤクルト編
日本野球機構(NPB)は12月8日、2023年度の現役ドラフトを開催する。同制度は各球団が2人以上の対象選手を選出し、必ず1人以上指名する仕組み。移籍の活性化により、出場機会に恵まれない選手の新天地での活躍が期待される。今回は、現役ドラフトで特に注目したい選手を各チームから紹介する。(セントラル・リーグ投手編)
ヤクルト:原樹理
・投打:右投右打 ・身長/体重:180cm/79kg ・生年月日:1993年7月19日 ・経歴:東洋大姫路高 - 東洋大 ・ドラフト:2015年ドラフト1位 今季はまさかの一軍登板なしに終わった原樹理。チームでは一気に苦しい立場となった。 2015年ドラフト1位で東京ヤクルトスワローズに入団。ルーキーイヤーから一軍の先発マウンドを経験すると、プロ3年目の2018年には6勝7敗、防御率3.09の好成績を残した。 その後は故障に苦しんだ時期もあったが、2021年はシーズン後半から先発ローテーションに定着。9試合の登板ながらも3勝1敗、防御率2.30と安定した投球を披露。ポストシーズンでも先発を任され、チームの日本一に貢献した。 翌2022年は援護に恵まれ自己最多の8勝を記録したが、防御率4.85とやや低調な数字に。さらに今季は開幕から出遅れ、ファームでも防御率5点台と精彩を欠いた。 先発陣の台所事情が厳しいチーム状況の中、一軍登板がないままシーズンが終了。山野太一や吉村貢司郎など若手の先発投手が頭角を現しているだけに、正念場に立たされている。
ベースボールチャンネル編集部