小池都知事が外国特派員協会で会見(全文)外国企業をサポートして東京を活性化
ブレグジットの影響は?
記者2:【ラ*ン00:42:48】と申します。1つシティ・オブ・ロンドンとの協力についてのお話がスピーチの中にあったんですけれども、金融のサービスなどについてなんですけれども、ブレグジットの影響についてお伺いしたいと思います。こういったような都市との合意ですとかMOUなどにブレグジットの影響というものはあったのでしょうか。またはブレグジットということでシティ・オブ・ロンドン以外にも、例えばパリですとかフランクフルトのような都市とも同じような合意、MOUなどを検討されてるのかということについて教えてください。 小池:もちろんブレグジットの今後も検討には入っておりましたが、今のシティ・オブ・ロンドンの労働【メイヤー 00:43:35】は691【台 00:43:36】、そして800年を越える長い金融の歴史を持つロンドンのその地位は、簡単には揺るぐことはないだろうと考えています。ブレグジットによって去っていく人もいるかもしれませんけれども、金融というロンドンの強みでまた入ってくる人もいるだろうということであります。そして長年の蓄積と、そして世界にまたがるネットワークを有しているロンドンの力と東京の力と連携しながらウィンウィンの関係を結んでいきたいと思っています。
築地再開発はIRも選択肢の1つなのか
ブルームバーグ:ブルームバーグの【ノブヒロ 00:45:16】と申します。今日はありがとうございます。東京のまちづくりということを考えたときに広大な築地の跡地がどうなっていくんだろうというのは非常に関心が高いところなんですが、東京都がビジョンというか素案を最近出されて、パブリックコメントを求められていると思うんですが、知事自身はどういう、今プランをお持ちかというところと、素案を拝見すると大規模な国際会議場であったりとか、IRも1つの選択肢に入ってくるのかなという感じもするんですが、その辺りも含めていかがでしょうか。 小池:築地の跡地は、まず2020年の東京大会時には、あの広大な、23ヘクタールに及びますけれども、あの地はバスや大会関係の車、約3000台がそこを基地にするということになっております。そして、その大会が終了したあとの築地まちづくりをどうするか。これについて有識者の方々に大きなまちづくりの観点でこれまで話し合っていただきました。そして築地は隣が、銀座があって新橋があって、そしてすぐ隣は浜離宮という大変広い公園、今は公園ですね、都立の公園があります。そしてまた近隣には、ブルームバーグもそこ? 目の前ですか。じゃないの? 丸の内、失礼しました。それから医療施設なども点在をしております。東京に残された最高のロケーションであるというふうに認識しております。 そして、これまではどちらかというと市場、公園、病院というふうに点で考えられているのを、今回は大きな地域としての考え方をまとめたところであります。これらの地域のポテンシャル、点在しているポテンシャルを1つにまとめて、新たな東京ブランドの創造、そして発信をする国際的な交流拠点というのが今回の築地まちづくりの方針となっております。 そのまちづくりの素案の中には、IRは入っておりませんでした。この素案に対して今都民の皆さんの意見を聞いているところでございまして、パブリックコメントの期間、もう今週に迫っておりますので、いろんな方々の意見を聞いてまいりたいと思います。このパブリックコメントを経まして、年度末までにまちづくりの方針を取りまとめて、そして素案から方針にして、そのあと民間事業者からの提案も受けるというのがこれからのタイムラインになっています。