ヤナセはイタリアの高級スポーツカーブランド「フェラーリ」の販売拠点「ヤナセフィオラーノモトーリ」（東京都新宿区）を開業した。ヤナセとして初めてのフェラーリ販売拠点となる。 フェラーリの世界観を表現する赤を基調としたショールームには、新車と認定中古車を展示する。膨大なサンプルから顧客の車をカスタマイズ（個別対応）するアトリエ空間や、フェラーリの歴史をつづった書籍を置いたリラックス空間などを設置。併設のサービス工場には四つのサービスベイと検査ラインを設け、アフターサービス体制を整えた。 ヤナセの森田考則社長は「特に超富裕層のお客さまがどんなものを求めているのか、生活スタイルまで広げて知り、価値観に合わせた体験を提供する」と店舗の狙いを説明。フェラーリジャパン（東京都港区）のドナート・ロマニエッロ社長はヤナセとの協業について「お客さま中心主義という共通の哲学に基づいている。両社にとって新たなチャプターが始まる。全力で寄り添いたい」と期待を示した。