観光客の周遊促進に“カーシェアリング”を 内子町で新たに超小型電気自動車を導入
南海放送
インバウンドをはじめとした観光客のさらなる誘致へ。きょう愛媛県内子町で、新たな取り組みがスタートしました。 穴井記者: 「こちらの車、側面には内子の町並みなどの観光名所がラッピングされているほか、町名が英語で示されています」 内子町の「まちの駅 Nanze」でお披露目された、2人乗りの超小型電気自動車「C+pod」。町と観光協会、トヨタレンタリース西四国が連携して始まった“カーシェアリング事業”で運用されます。 事業の狙いについて、小野植正久町長は… 「特にJRを使ってこられる皆様については二次交通が課題でありました。このこと(カーシェアリング) によって、それぞれの地域でいろんな見どころを見ていただき、地域の方々との交流も生まれるのではないかなと期待をしています」 かつて木蝋で栄えた古い街並みや、小田深山渓谷に代表される豊かな自然が残る内子町。インバウンドをはじめとした観光客の交通手段として、これまでのeバイクに加えて電気自動車を導入することで、町内における滞在時間の延長や経済の活性化などにつなげる狙いです。 穴井記者: 「こちら、アプリ上で“アンロック”をタップすると連動して鍵が開く仕組みになっています」 災害時には非常用の電源としても活用できるという、2人乗りの電気自動車。予約や支払いはすべてスマートフォンの専用アプリ「TOYOTA SHARE」で行い、15分220円から利用することができます。 内子町 町並み・地域振興課大竹浩一課長: 「今まで訪れたことのないような周辺部に足を運んでいただきたい。そして、新しい観光地を見て頂いて皆さんに情報発信をして内子町を盛り上げていきたいと思っております」