「鳴きながら歩く」ときの猫の心理とは 注意点もあわせて獣医師が解説!
猫と一緒に暮らしていると目にする機会の多い「鳴きながら歩く」行動。この行動には、一体どのような意味があるのでしょうか。今回は、猫が「鳴きながら歩く」行動の意味やそのときの猫の心理などについて、ねこのきもち獣医師相談室の原駿太朗先生に解説していただきます。 【写真】何かを訴えている白猫
猫が「鳴きながら歩く」行動にはどんな意味がある?
――猫の「鳴きながら歩く」行動には、どのような意味があるのでしょうか? 原先生: 「猫が鳴きながら歩くときは、何らかの要求をしているケースが多いと思います」
猫が「鳴きながら歩く」ときはどのような要求をしていることが多い?
――猫が「鳴きながら歩く」行動をとるときは、具体的にどのような要求をしているのでしょうか? 原先生: 「例えば、おもちゃの近くで鳴きながら歩くときは『遊んでほしい』、トイレの近くで鳴きながら歩くときは『トイレをきれいにしてほしい』といったところでしょうか。また、おなかが空いているときには、『ゴハンがほしい』と伝えるために、歩きながら鳴くこともあると思います」
気を付けたほうがいい「鳴きながら歩く」行動と対処法
――猫が「鳴きながら歩く」行動をとる際、気を付けたほうがよいケースなどがあれば教えてください。 原先生: 「ふだんいない場所などでずっと落ち着きなく鳴き続けている、もしくは、鳴いている動作とあわせて元気がない、排尿・排便が確認できていない、食欲がない、吐いてしまったなどの行動が見られた場合は注意が必要です。動物病院での診察を考慮するようにしましょう」 猫が「鳴きながら歩く」背景には、さまざまな要求があるようです。猫が何を訴えているのか、猫の気持ちになって想像してみるとよいかもしれませんね。また、なかには気を付けたほうがよいケースもあるようなので、日ごろからよく愛猫を観察し、異変がある場合は獣医師に相談するようにしてください。 (監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・原駿太朗先生) 取材・文/寺井さとこ ※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。 ※記事と写真に関連性がない場合もあります。 ※記事の内容は2024年8月時点の情報です。
ねこのきもちWeb編集室