B2ベルテックス静岡が4連勝ターン…今季加入のフィン・ディレイニーが両チーム最多28得点
◇りそなB2リーグ 第16節 ベルテックス静岡86-79山形(5日・浜松アリーナ) ベルテックス静岡が山形との第2戦を86―79で制し、4連勝を飾った。前半戦のラストゲームを白星締め。今季加入のPFフィン・ディレイニー(29)がチーム最長の28分30秒出場して来日最多、両チーム最多の28得点をマークして勝利に貢献した。 エースが乗ってきた。ディレイニーが7戦連続2ケタ得点を決めた。中から外から変幻自在に得点を重ねた。第4クオーターに連続11失点で1ケタ点差に迫られた場面では、流れを切るゴールを奪った。「日本の環境に慣れてきた。ただ、コートに立ったらいつも正しいプレーをすることを考えている。スコアは後からついてくるもの」と、涼しい顔で振り返った。 開幕5戦目の鹿児島戦で負傷。14試合を欠場したが、昨年12月7日の福島戦で復帰後は9勝2敗と高い勝率を誇る。森高大ヘッドコーチ(35)も「これぐらいはやってくれる選手。ディフェンスでも相手のキーマンを抑えてくれるので、攻守両面で大きい」と絶大の信頼を置く。 全60試合中30試合を消化し、プレーオフ(PO)圏内となる18勝12敗の西地区3位で折り返し。貯金を最多の6に伸ばした。次節(11、12日)は敵地で信州と対戦。勝負の後半戦へ、ベルテがさらに、ギアを上げていく。(塩沢 武士)
報知新聞社