【雅子さま61歳のお誕生日】ご結婚から31年、「若草色のイブニングドレス」での国際舞台デビューや、今年のご活躍を振り返る
12月9日、雅子さまはお誕生日を迎えられます。ご成婚から31年の年月が流れたのです。今年はコロナ禍で延期されていた英国へのご訪問もかない、活動の幅を広げられている雅子さま。ご結婚されて間もない頃も、国際親善や国内のお出ましへとひっぱりだこの大人気でした。いま改めて、ご結婚後のご活躍を振り返ります。 【写真】ご結婚直後の「若草色のイブニングドレス」から最近のご公務まで。気品あふれる美しい装いに身を包んだ雅子さまのご活躍アルバム
国際親善の晩餐会に華やかな若草色のイブニングドレスでデビュー
1993年(平成5年)6月9日、皇太子浩宮さま(今の天皇陛下)と雅子さまはご結婚されました。外交官から皇太子妃に転身された雅子さま。結婚にまつわるさまざまな儀式がようやくすむと、落ち着かれる間もなく、雅子さまはさっそく国際舞台にデビューされたのです。 雅子さまの最初の国際親善の場は、7月8日の第19回先進国首脳会議(東京サミット)での宮中晩餐会へのご出席でした。フランソワ・ミッテランフランス共和国大統領、ビル・クリントンアメリカ合衆国大統領、ジョン・メージャーイギリス首相をはじめ、ドイツ、イタリア、カナダから首相を招き、議長は日本の宮澤喜一内閣総理大臣が務める大きな首脳会議です。 宮中晩餐会が行われたのは、東京・赤坂の迎賓館赤坂離宮。日本で唯一のネオ・バロック様式による宮殿建築物であり、外交活動の華やかな舞台となっています。若草色のレースのイブニングドレスをお召しの雅子さまは、皇室にとっても日本にとっても重要なこの国際親善の場で、英語、フランス語、ドイツ語の3ヵ国語を自由に使いこなし、みごとに国際デビューを果たされたのです。
雅子さまの初の地方公務は、愛子さまと同じく献血事業の視察
休む間もなく、雅子さまのご活躍は続きます。雅子さまにとって初めての地方公務となったのは、7月13日に行われた岩手県盛岡市の献血運動推進全国大会にご出席されたことでした。くしくも、娘の愛子さまも今年10月に佐賀県赤十字血液センターを訪れたのが、最初の地方へのご公務となったのです。 皇室は、早くから献血事業に協力されてきました。雅子さまと愛子さまの初めての地方公務が献血事業の視察であったのは、なんという幸せな巡りあわせだったことでしょう。 雅子さまは、翌1994年春の園遊会へのご出席までのご成婚からの1年間で約70回ものご公務をこなされました。どこに行かれても、雅子さまの美しい装いと明るい笑顔は国民から大歓迎で迎えられたのです。