マイホームを建てるなら「住宅展示場には行くな!」…元住宅営業マンの“驚愕アドバイス”
住宅展示場に行かなくても担当営業マンが決まってしまう?
-------------------------------------------------- <POINT> 住宅展示場に行ってなくても、資料請求などで個人情報を渡してしまった時点で、担当営業がついてしまう場合があります。 -------------------------------------------------- 住宅展示場に行かなくても、担当者が決まってしまう場合があります。具体的には、ネットを使ったカタログなどの資料請求、展示場の来場予約、見学会などのイベントへの参加、主にこれら3つです。 簡単にいうと、ハウスメーカー側に何らかの形で個人情報を渡してしまうと、その時点で担当者が付いてしまうということです。中には「そのハウスメーカーと商談になっていないため、担当者はまだ決まっていない」もしくは「最初に行った展示場とは違うエリアにある展示場に行けば別の方が担当になってくれる」と思われている方もいますが、住宅業界は基本的に、個人営業成績で評価される業界です。 そのため、見込み客を手放すということは営業マンにとっては死活問題であり、素直に担当替えに応じてくれる営業マンは少ないというのが実情です。もし、担当替えに応じてくれたとしても、安心はできません。担当替えは、原則として同じ支店内で行われます。担当替えになったとしても、最終的にその営業担当者が所属している組織の成績に反映されれば良いという考えがあるからです。つまり、組織を飛び越えた担当替えは非常に難しいのです。 また、担当替えで上司が出てきたとしても、裏で実務をこなしているのは、もともとの営業担当だったり、若手であったりする場合も多くあります。そのため、結局のところ、提案される内容のクオリティに大きな変化はありません。以上のことから、一度、担当営業が付いてしまうと厄介なので、最初から注意が必要なのです。 資料請求する場合、年収や勤務先、勤続年数などの入力を求められることが多いです。それらの情報は本社が集約し、資料請求した人の住所に近い支店に振られます。そして、その支社の中で勝手に担当者が決まり、その後はずっとその営業マンが担当になります。 まかろにお 住宅系YouTuber 大学卒業後、大手ハウスメーカーに入社。商品企画・住宅営業を経験し、営業で全国トップの成績を獲得。その後、大手金融機関の不動産融資担当などを経て、独立。「人から始める家づくりの重要性を世に広める」をモットーに、ハウスメーカーの解説や、家づくり全般に関する攻略法について情報を発信している。注文住宅を建てる人が自ら営業担当を選べるマッチングサイト「MEGULIE(メグリエ)」を運営。
まかろにお
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