『スマホ2』ヒロイン熱演 いま白石麻衣が思う乃木坂
乃木坂46の絶対的エースといわれ、今年になり卒業することを発表した白石麻衣。3月にはラストシングルのリリース、21日にはヒロインを務める映画「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」(中田秀夫監督)の公開を控える。いま白石が思う乃木坂とは? 卒業に向けて見据える未来とは? 【写真特集】乃木坂46の絶対エース、白石麻衣
乃木坂卒業後のビジョン いろんなことに挑戦したい
― グループから卒業すると、白石さん一人での活動になります。今月、映画も公開されますが、白石さんのなかで女優業はどんな位置づけになりますか? 白石 お芝居は、アイドル活動やモデルとはまたぜんぜん違うんですよね。新しい挑戦にもなりますし、演じることで新たな自分の発見にもつながっています。演技って難しいとは思うんですけど、いろんなものになれたりする楽しさもあります。卒業しても続けていきたいことの一つであることは間違いありませんが、お芝居だけをやっていきたいっていう感じでもなく、モデルも続けたいし、いま乃木坂として歌って踊ることも大好きなので、本当に幅広くいろんなことに挑戦してお仕事を楽しめたら一番いいかなとは思います。 ― 演じる難しさとは、どこに感じますか? 白石 私はまだお芝居の経験が多くないので、作品を作り上げていくうえで、役を演じるっていうところはしっかりしていないといけないわけですが、そこからして難しいですね。今回、まわりの役者さんが経験豊富な方が多かったので、勉強になりました。
新たにヒロインとして加わるプレッシャー
― 撮影にはどういう思いで臨みましたか? 白石 前作「スマホを落としただけなのに」(18年公開)で田中圭さんと北川景子さんがすてきな作品を作ってくださって、その続編ということで、新たにヒロインとして加わることにプレッシャーがありました。前作同様すてきな作品にしたいなって思いがあるので、しっかり役と作品に向き合って100%の力でやりきりたいなと思いました。やりきったと思います。 ― どういう自分を見つけることができましたか? 白石 追われる立場っていままで演じたことのないお芝居で、どこまで演じていいのかなみたいな迷いがありました。最初はわからなかったんですけど、意外とここまでやっていいんだ、ここまで振り切ってやっていいんだと気づくことが多かったです。自分の成長にもつながるし、出来上がった作品を観て、私こういう表情してたんだとあらためて思いました。 ― 主演の千葉雄大さんはじめ、現場はどんな感じでした? 白石 千葉さんも私もちょっと人見知りだったりするんですが、根はすごく面白い方なので、現場は常に笑いが絶えず和気あいあいで楽しかったです。クランクインする前に、台本を持って動きをつけながら演じる稽古を何回かしたのですが、その段階から中田監督からはこういう感じで、っていうアドバイスを言っていただいて、さらに現場に入ってからもまたお話させてもらって、常に監督とはいろいろ話してひとつひとつのシーンを作り上げていきました。