【ダービー】「国枝先生にダービーの称号を届けたい」シックスペンス川田将雅の思い/一問一答
16年マカヒキ以来のダービー2勝目へ。川田将雅騎手(38)が22日、ダービー(G1、芝2400メートル、26日=東京)で新コンビを組むシックスペンス(牡3、国枝)の最終追い切りに騎乗した。 ロジゴールデン(3歳未勝利)、ダノンストラーダ(3歳未勝利)相手に最内を追走。残り1ハロン付近で早くも抜け出し、4ハロン52秒2-12秒1で最先着した。 3戦無敗でスプリングSを制し、大いなる可能性を秘めた別路線組。川田騎手は共同会見で調教の感触、ダービーへの思いを語った。 -ダービーの騎乗依頼を受けた際の心境 ありがたかったですね。いい馬を依頼していただいたと思いました。 -シックスペンスの印象は 前回、すばらしい勝ち方をしていたので純粋にいい馬だな、と。外から眺めているだけだったので、クリストフ(・ルメール騎手)とあの馬はどういう馬なの? という話をレース直後にしたことを覚えています。 -最終追い切りにするにあたって、陣営とはどのような話を 彼の特徴を聞きながら、あとはオーバーワークにならないように、調教を終えようというところでした。 -動きについて 精神的にもとても穏やかで、いい雰囲気で今日までを迎えられているんじゃないかと思いました。 -セールスポイントは ポテンシャルの高い馬だというのを感じます。多少、体の成長を残しながらではありますけども、それでも動き出せば、いい動きをしてくれましたので、そこにポテンシャルを感じました。 -東京2400メートル 走ってみないとわからないところも距離的なものは、とは思いますが、何ら心配なく東京2400メートルに挑めると思っています。 -14年連続ダービー騎乗。国枝厩舎と縁があっての騎乗。どんな思いか 何より先生ですね。定年まで残りわずかとなりましたし、国枝先生に、国枝厩舎にダービーの称号を届けたいなという思いです。 -ダービーとは この競馬に関わる全てのホースマンにとって、一番大事なレースがダービーだと思っていますので、その舞台に今年もこれだけすばらしい馬とともに参加できることをありがたく思っています。 -ファンへメッセージを 繰り返しますが、国枝先生のためにも、厩舎のためにも、そしてこの馬自身がダービーの称号を得られるように、そのために僕ができる精いっぱいの仕事をしたいなという思いですので、入場制限があり9万人の上限ではありますが、たくさんの方に現地に来ていただいて、ダービーというすばらしいレースを楽しんでいただけたら、と思います。