東京サントリーサンゴリアス、埼玉パナソニックワイルドナイツとの大一番を前に練習を公開
「クロスボーダーラグビー2024」が終わり、2月17日(土)からリーグワンのディビジョン1が再開する。17日(土)、6連勝で首位に立つ埼玉パナソニックワイルドナイツ(勝ち点29)に挑むのが、リーグワンで初の王者を目指す5勝1敗(勝ち点23)で3位につける東京サントリーサンゴリアスだ。
1月20日の第6節は、0-29から三菱重工相模原ダイナボーアズに、36-34で逆転勝利を収めたものの、2週間前にはニュージーランドの強豪ブルーズに、7-43で敗戦。厳しいレッスンを受けたサンゴリアス。2月13日(火)、今年になって初めて練習を公開、田中澄憲監督や選手たちが報道陣に対応した。
田中監督は大敗したブルーズ戦に関して「相手はフィットネス、スピードなど、身体の準備ができていて、アグレッシブで正確なプレーをしていた。自分たちのフィジカルを見つめ直すきっかけになった。受けるディフェンスだと通用しない。あとブレイクダウンは、ボールを守っていく形だったが、人に対して掃除していくところは勉強になった」と振り返った。
ブルーズ戦はコンディション不良で出場しなかったが、「今週からラグビーに復帰した。万全です」という日本代表で、キャプテンHO(フッカー)堀越康介は「最初の20分は勝ち負けがつくような大事な時間帯なので、今週は最初の20分でどう戦うかを徹底してきた。試合の入りでどう戦うか、相手にどうメッセージを与えるかをやっている」と話した。
大一番となるワイルドナイツ戦に向けて指揮官は、「盤石でチームとして完成されているし、成熟されている。ディフェンスもいいし、ジャッカルも上手い。チャンスがあまりないと思うので、相手どうこうではなく、自分たちのやることを遂行できるか、プレッシャーの中でどれだけ我慢できるか」と話した。
また、「尊敬しているHO堀江翔太さんとスクラムが組みたい」というHO堀越は「『サンゴリアススタンダード』をテーマに掲げている。相手はディフェンス、ターンオーバーからのアタックが脅威なので、しっかり、それを崩すような戦術を準備している。モールもスクラムも強いので、対策していきたい」と意気込んでいる。