過去の対戦であわや早期追い抜き! 32歳の競輪選手がライバル警戒「今回もギリギリのチキンレースになるでしょう」
松戸競輪のミッドナイト「みんなの競輪カップ(F2)」が11日に開幕。初日4RのA級予選を走る井寺亮太(32歳・長崎=113期)に話を聞いた。 競輪選手には様々なタイプの人種がいるが、中でも気持ちで走るタイプが多い気がする。この井寺という男はまさしくそれで、いつも熱い走りをしている印象だ。 「2分戦は突っ張り先行がセオリー。出させなければ良いし、出られたら飛び付きも考えて走っている。バック数は減ったけど、そういう気持ちで走っています」と相変わらずギラギラしている。 初日は夏目新吾との2分戦。早速持ち味が出そうな対戦となったが、 「夏目さんは相手としてやるときは凄く嫌。昔、お互いに先行を意識し合って早期追い抜きギリギリになった。そのあとの開催かなんかで夏目さんは早期追い抜きしていたし、今回もギリギリのチキンレースになるでしょう(笑)」。 ラインは3対3対1の構図で得点上位者の井寺は最内を得た。S取りを決めるならば「自分の形」に持ち込みそうだ。(アオケイ・石濱記者)