バレーボール日本男子、セルビアにストレー“倒”開幕2連勝 エース・西田有志が最多16得点…NL
◆バレーボール ネーションズリーグ男子リオデジャネイロ大会 日本 3(25―20、25―16、25―22)0 セルビア(24日、ブラジル・リオデジャネイロ) 1次リーグ第2戦が行われ、世界ランク4位の日本は、同9位の難敵・セルビアをセットカウント3―0で下し、開幕2連勝を飾った。 第1セット、日本は山内晶大主将、西田有志、甲斐優斗、小野寺太志、セッター関田誠大、大塚達宣先発。リベロは小川智大が入った。10―9の競り合いから西田がコントロールした打球でサービスエース。14―12の場面では身長200センチのアウトサイドヒッター甲斐がバックアタックを決めた。23―20では今大会初先発のアウトサイドヒッター大塚がレフトから決め、セットポイントを握ると、最後はミドルブロッカー山内のブロック得点でセットを先取した。 第2セット、日本の司令塔・関田は第1戦に続いてセンターからの攻撃を効果的に使う。0―1から山内がフェイントで得点すると、8―9からは強打で決めきった。17―13では相手のスパイクを小川が飛びついて拾い、ラリーから最後は山内のブロック得点。21―15では大塚がサーブで相手守備を崩し、甲斐がダイレクトで打ち込んだ。セットポイントの場面でも甲斐がレフトからきっちり決めきった。 第3セット、このセットで先発したミドルブロッカー高橋健太郎が躍動した。3―3からクイックが決まると、4―3の場面では持ち味のブロックで相手の高さのある攻撃を止めた。16―13の場面では日本はレシーブが少し崩されたが、高橋健が難しい体勢からきっちりトスを上げ、大塚がプッシュで決めた。セルビアが意地を見せ、セット終盤まで競り合ったが、タイムアウト後の22―21から高橋健がクイックを決め、ストレート勝ちにつなげた。 ブラジルラウンド(R)は、イタリア1部でプレーし、シーズンを終えたばかりの石川祐希と高橋藍は、チームに同行せず、国内に残って別調整。2人の主軸を除いたチーム編成となっており、アウトサイドヒッターの甲斐や大塚らの活躍が1つのカギを握っている。 昨年大会で銅メダルを獲得し、同年のパリ五輪予選では16年ぶりの自力での切符を手にした日本。パリ五輪前最後の今大会では五輪のシードを意識した戦いとなり、目標の「昨年を上回る成績」で五輪本番へ弾みをつけていく。 ◆ブラジルRの日本の日程 ▽22日 3―1アルゼンチン ▽23日 3―0セルビア ▽24日(25日午前2時) キューバ ▽25日(26日午前2時) イタリア
報知新聞社