昨年のWBCをともに戦った(左から)ドジャース・山本、巨人・戸郷、パドレス・ダルビッシュ

　DeNAとのCSファイナルステージ第1戦（16日、東京ドーム）で先発予定の巨人・戸郷翔征投手（24）がメジャー侍から大いに刺激を受けた。 　戸郷は13日にジャイアンツ球場で投手練習を行い、CSファーストステージに言及。「DeNA打線がいいバッティングをしている。牧さん、佐野さんも状態も上がってきてオースティンも打って。打つべきところが打っているので、得点になっている。要所を抑えるのが大事」とこの日、阪神を2連勝で下したDeNA打線への警戒を強めた。 　調整の合間にメジャーのポストシーズン（PS）も観戦。山本とダルビッシュの投げ合いとなった12日の地区シリーズ第5戦、ドジャース―パドレスに「（PS先発で）初めての日本人対決だったので、そこも見モノでしたし、面白い戦いでした。あんなに日本人が出ているのはマンガの世界ですし、それが現実で起こっているというのは僕ら（日本選手）の価値も高まる」とニッコリ。2023年WBCで一緒に戦った侍メンバー同士の対戦を見守ったという。 　ダルビッシュにはWBC期間中に、スライダーを伝授された。地区シリーズ2戦で好投した〝師匠〟の姿に「ピッチングの技術が高いので、参考になりました。大谷さんとの対戦でもタイミングを変えたり、（コースを）分けたりとかいろいろと工夫していたので。見習わないとなというところは多々ありました」と学びは多かったという。 　その上で「日本もあれだけ盛り上がることが一番ですし、盛り上げるのは僕らなので。シビれる戦いをしたい」と勝利はもちろん、試合内容で日本のPSを盛り上げることを誓った。