福田雄一氏、ファン歴10年のWEST.桐山照史に熱烈オファー「この子は絶対に面白くなると思っていた」
桐山は稽古中の“洗礼”浴びる「まったく笑ってくれない」
WEST.の桐山照史と映画監督で劇作家の福田雄一氏が10日、東京国際フォーラムで行われたミュージカル『グラウンドホッグ・デー』(同所ほかにて11月11日より上演)の囲み取材に、共演の咲妃みゆ、戸塚純貴、豊原江理佳、川久保拓司とともに出席した。 【写真】桐山照史、咲妃みゆ、戸塚純貴、福田雄一氏らが登場 囲み取材でのソロカットなどアザーカット 1993年にアメリカで公開され、90年代で最も優れたコメディー映画のひとつとして、今も世界中の映画ファンに愛され続けている『Groundhog Day』が原作のコメディー・ミュージカル。日本版初演となる本作は、数々のコメディー作品を世に送り出す福田氏が演出を務め、タイムループの中に閉じ込められる主人公フィルを桐山が演じる。 初日を前日に控えた桐山は「1日でも早くお客様の前でやりたかった」と期待に胸を躍らせ、「演出の福田節というものをいっぱい感じました。稽古初日に福田さんが『稽古でこんなに笑ったのは初めてだよ』って言ってくれてうれしかったんですけど、その次の日に同じことをやるとまったく笑ってくれないんですよ」と福田組の洗礼を浴びたエピソードを明かした。 また、福田組初参加となる桐山は「福田さんとはご一緒したいとずっと思っていて、福田さんのほうから名前を挙げてくださったんですけど、接点がないからずっと嘘だと思っていて、先輩が降りた役が僕に回ってきたのかなと。福田さんが僕の名前を挙げるなんておかしいじゃないですか」とオファーを怪しんだ過去を明かして笑いを誘ったが、福田氏は「俺は本当にファン歴長いんですよ。『真夜中のパン屋さん』(2013年)というドラマで初めて見たときから“この子は絶対に面白くなる”と思ってたんです」と告白。桐山がデビューした年に出演した作品だと話題に上ると、福田氏は「えっ、デビューしてすぐにドラマに出られてるの?」と目を丸くし、桐山は「……はい」と誇らしげに胸を張った。 改めて、桐山にオファーした経緯を聞かれた福田氏は「この役は、最初はすごく嫌なやつだけど、どんどんいいやつに変わっていって、その間もボケて突っ込んでをしないといけないので、そんな難しい役を誰ができるんだろうと思って、プロデューサーさんからいろんな役者さんの案をいただいたんですけど“違うな”と思って……」と回顧し、ある日、プロデューサーから「桐山くんはどうですか?」と提案されたそうで、福田氏は「『それです! きた!』って言いましたもん」と興奮気味に語った。
ENCOUNT編集部