「同僚の胸を服の上から触り…」 セクハラでクビになった読売新聞記者 「不祥事にふたをする読売の姿勢に不信感」
読売新聞に聞くと……
読売新聞大阪本社に二人の処分とその理由について事実関係を質したが、 「当社は、社員による不適切な行為が確認された場合、厳正に対処しています。処分については原則公表していません」(法務・広報部) と回答するのみ。他社の不祥事は果敢に追及するが、身内のスキャンダルを積極的に開示する姿勢は取っていないようだ。 〈個人の尊厳と基本的人権に基づく人間主義をめざす〉とうたった「読売信条」が虚しく聞こえる。
「週刊新潮」ワイド特集「後の祭り」より 掲載
新潮社