平地でも雪の可能性 関東甲信では交通機関の乱れに注意 週明けにかけ2つの南岸低気圧 暦の上では春スタートも・・・雪に注意警戒を
きょう2月3日(土)は季節を分ける節分、あす4日(日)は立春で暦の上では春がスタートしますが、太平洋側では南岸低気圧による雪に注意・警戒が必要です。 しかも、南岸低気圧は、来週明けにかけて立て続けに2回やってきます。 1回目は、きょう(土)午後~あす(日)午前中(以下、南岸低気圧①) 2回目は、あさって(月)を中心(以下、南岸低気圧②)の見通しです。 南岸低気圧が雪になるかどうかは、低気圧がどこを通るか、どれほど発達するか、上空の寒気の強さ、地上付近の空気の乾燥具合など、いくつかの要素が鍵を握ります。 今回の2つの南岸低気圧を見ると…
南岸低気圧① きょう(土)午後~あす(日)午前中は西日本内陸部で雪も
この低気圧は近くを通るもののあまり発達しないため、暖かい空気は流れこまず、西日本にも寒気が残ります。 このため、西日本の内陸部や山沿いで雪になり、積もる所もありそうです。 関東でも、あすの朝を中心に一時雪の降る所がありますが、大雪とまではいかない見通しです。
南岸低気圧② あさって(月)西日本ではまとまった雨 関東甲信では大雪の恐れ
この低気圧は発達する予想で、それに伴い暖気が流れ込むため、西日本では雨になりそうです。冬らしからぬ、まとまった雨になりそうです。 一方、関東甲信地方には寒気があるため、東京23区を含む平地でも雪の可能性が高くなっています。 この低気圧は発達し降水量が多くなるため、雪になれば、平地でも一気に大雪になる恐れがあります。 あさって(月)は関東甲信方面を中心に交通機関が大きく乱れる可能性があり、要注意です。 京阪神付近など近畿の天気を詳しく見ていきますと…
きょう(土)夜~あす(日)奈良・和歌山で大雪か 大阪・神戸は冷たい雨
きょう(3日)の夜は南や西から冷たい雨が降り出し、今夜遅く~あす朝にかけては内陸部や山沿いで雪になりそうです。 いつもは雪が少ない奈良県や和歌山県でも雪が積もり大雪となる恐れがあります。 あす朝までに降ると予想される雪の量は、近畿で一番多いのが近畿中部の山地で15センチの予想です。これは和歌山県北部の山地が対象となっています。 また、平地では奈良県南部と和歌山県北部で5センチの予想です。 警報クラスではありませんが、普段雪が少ない所での積雪になるため、冬用装備がない車の運転は控えてください。 一方、大阪や神戸など沿岸部では相当冷たい雨になりますが、雪にはならない見通しです。
あさって(月)の近畿 平地で冷たい雨
こちらは奈良県や和歌山県も含めて基本的に平地では雨になる見通しです。 雪になるのは氷ノ山など山に限られそうで、そちらではまとまった雪となりそうです。 ただ、平地では冷たい雨がほぼ1日降り続くため、寒さ対策は万全にしてください。