「バレないだろうから」は炎上のもと…プロが警鐘「ウェブ上で絶対やってはいけない御法度3つ」
文章の推敲は、なぜ必要か。『超タイトル大全 文章のポイントを短く、わかりやすく伝える「要約力」が身につく』(プレジデント社)を上梓した東香名子さんは「ウェブ上で表現したことは想像以上に広がり、当事者にはたいていバレてしまう。投稿する直前までタイトルと内容をとことん推敲するべき」という――。 【この記事の画像を見る】 ■人の心を傷つけていないか? タイトルに炎上しそうな要素がないか、記事を公開する前に確かめることも大切です。 炎上とは周知の通り、記事のコメント欄に誹謗中傷を含む投稿が殺到することを指します。 炎上するとネガティブなイメージがつきまとい、あなたの評判が失墜してしまいます。仮にあなたが企業のブログ担当者の場合、一度でも炎上させてしまうと、会社全体の損失につながってしまいます。 ウェブ記事はときに鋭利な刃物となり、人の心を大きく傷つける危険性があります。思いやりのある内容になっているか、今一度確認をしましょう。 ■モラルはあるか? 根拠はあるか? 軽い気持ちで投稿した文章が、炎上してしまった……。そんな悲劇を生まないために、炎上しやすい3つの内容を押さえておきます。 1 モラルのない投稿 ウェブで発信する人は、社会的なモラルを持つことが大切です。とくにSNS上にはモラルのない、いたずら動画がしばしば投稿されることがあります。2023年には、回転寿司店での迷惑行為を撮影した動画が炎上。投稿者である少年は特定され、店から約6700万円の損害賠償を求められる事態に至りました(その後調停が成立し、訴えは取り下げられました)。 PV数アップを狙うあまり、社会的倫理に反すること、危険なことを行わないようにしましょう。たった一度の出来心でも、あなたの人生を狂わせることになります。また、誰かのプライベートを不適切な形で公開することも避けるのが無難です。 2 根拠がないフェイクニュース 根拠のない噂や、フェイクニュースを投稿することもやめましょう。とくに医療や健康に影響のある投稿にはくれぐれも気をつけてください。 新型コロナが流行した際は、人々を不安にさせるような噂がたくさん出回りました。不安を煽るネガティブな話題ほど、人々に拡散される傾向があります。 「知り合いが言っていた」「フォロワーが投稿していた」は、証拠にはなりません。真実に基づいた情報をシェアし、情報の信頼性を確認することは、読者との信頼関係を築くうえでも不可欠です。確証が持てない情報は、投稿を我慢することが大切です。